2016年2月29日 (Mon)

贈る言葉に代えて



新潟から埼玉に転居して再開した
天然酵母ぱん教室に来てくださっていた生徒さんが
転勤で郷里の岩手県に帰られることになりました

先生の所に伺うとまるで実家に帰ったような気持ちになりますと
毎月元気な顔を見せてくださっていた方とお別れは本当に寂しいです

まだお若いのにいつも前向きで経理の勉強をされたりぱん作りにもとても熱心
共通点は 美味しいもの大好き !!
いつも若さのお福分けをいただいてました 本当にありがとう

これから歩かれる道も平坦な道ばかりではないでしょうが
時々立ち止まって 日高のこと ぱん教室の事 美味しい話のこと
一緒にレッスンをしたお仲間さんたちのこと
思い出して頑張ってくださいね

わたしから贈る言葉は見つかりませんが
粉粉オリジナル ぱんとお料理のレシピノート二冊お餞別に送ります

道に迷ったとき  日高が恋しくなったとき
このノートを開いて美味しいを思い出して作ってみてください
いつかまたお会いできる日までどうぞお元気で

春は別れと出会いの季節
また新しい素敵な出会いがありますように
さよならは貴女に不似合いだから またねって笑ってお別れです
2016-02-29 00:13 in | Comments (4) #

2016年2月25日 (Thu)

春のぬくもり



いつも何かと心にかけていてくださる新潟の生徒さんにから春の便りが届きました


先生へ
立春が過ぎ外に積もっていた雪も少しづづとけてきました
秋に植えたチューリップの球根が少しだけ芽を伸ばしているのが見えて
もうすぐ暖かい春の風が吹いてくるなぁと嬉しくそして待ち遠しく思っています
先日は美味しいパンをたくさん御馳走様でした
ひとつひとつ生地の違うパンの向こう側にひとつひとつ手間をかけて
心を込めてくださった先生の姿が見えて本当にありがたく家族3人で
その優しさを分け合うようにいただきました
冷え込んだ朝も蒸し器から上がる湯気とパンの香りに
幸せな気持ちにさせていただきました   
とてもおいしかったです
季節の変わり目に風邪も流行っておりますが
先生もどうぞお体大事にされて下さい  
M・K

いつも細やかなお心遣いをいただいているお礼にお送りした粉粉ぱんでしたが
春のひだまりのようなお葉書は新潟から春の贈り物でした
3年前お子さんが生まれて初めて口にしたのが粉粉ぱんだったこと
仕事に子育てに頑張りながらお教室に通ってきてくださり
ぱん作りを楽しんでくださっていた笑顔が懐かしいです

粉粉ぱんが紡いでくれる温かなご縁
優しいぱん作りも次のどなたかに紡がれていることの幸せ噛みしめました


ぱん屋時代のお客様から春一番の贈り物
何処にいても故郷の香りを忘れないでくださいと
添えてくださったお手紙に涙腺が緩んだ午後でした
2016-02-25 00:31 in | Comments (4) #

2016年2月21日 (Sun)

リネンのテーブルクロス



真っ白でもなく べージュ色でもなく 暖かな白という表現色
麻の魅力を語るには言葉もなく ただ惹かれるという一言に尽きる

色んな色生地のテーブルクロスの中でひときわ心惹かれる麻白
我が家の 1800×90 の少し大きめの一枚板のテーブル
16年の年月とともに傷も愛おしく時間を重ねた

季節に合わせてテーブルクロスも時を経て麻白クロスが似合う季節
曇り空には目に優しく映り  陽が差す部屋には春の風が通り抜ける

一般的なクロスは我が家のテーブルには寸足らず
見つけたのはfogのリネンシーツ
厚麻&大判ながら洗ってもすぐに乾き使い込むうちにとてもいい味になってきた

白は汚れが目立つので敬遠されがち それでも敢えて白が好き
教室の準備をすませ本日の back grand music を選びながら
最後に気を引き締めてクロスを広げる
日高の春はもうそこまで来ています


パティスリー ヨシノリ アサミ のバティシエトークショー用に作られたチョコレート
見た目もシンプルなまんまるチョコです
2016-02-21 15:18 in | Comments (4) #

2016年2月17日 (Wed)

懐かしのカレーぱん



子供のころ母が作ってくれたカレーぱん
前日に残ったカレーの具の水分を飛ばし潰した具を捏ねた生地に包んで
蒸籠でむした簡単なもの
油で揚げていないので短時間で出来上がる

一般的にカレーぱんはこんがりと油で揚げたものが多い
お教室では皆さんの火傷も怖いし大勢では無理ということもあって
油を使わないカレーぱんをと 。。。。。 考案したわけではなくて母の物真似
ただ違っているのは中に入れる具とオーブンで焼くということ

ひよこ豆をコトコト煮込んだところに玉ねぎと人参を粗みじん切りにして加え
調味料は有機野菜ジュース ベーリーフ 無添加カレールゥー
材料を全部鍋に入れて一時間ほど煮込んで仕上げにカレールゥーを加え
マッシャーで潰し水分を飛ばし一晩冷蔵庫でお休みタイム

発酵させた生地にカレー餡を包んで二次発酵60分
食ぱんをフードプロセッサーで細かくしたものをトッピングして
200℃のオーブンで12〜15分焼成

あっさりしているのにしっかりと
つぶつぶひよこ豆と野菜の食感が残るカレーぱん
具を沢山作って残ったら翌日はドライカレーに
食ぱんやカンバーニュにサンドして焼きサンドに
バターライスに掛けてトースターで焼けばカレードリアに
敢えて沢山作って冷凍するだけで楽しい後のお楽しみ

原点は懐かしい母のおやつカレーぱん
ぱん屋時代リクエストの多かったぱんでした

キッチン工房 粉粉の天然酵母ぱん教室では脱線も多いレッスンですが
お店で実際に並べていたぱんをそのままお伝えしています
みなさんに実際にご家庭で作っていただけるようなレシピを
特別なことは一切なしですがいくつかのポイントやわたしが迷った失敗談から
ぱん作りの楽しさを知っていただけたら嬉しいです
2016-02-17 20:22 in | Comments (4) #

2016年2月14日 (Sun)

紅茶ぱんレッスン



生徒さんが焼かれた紅茶葉入り食ぱん
麺棒の使い方や生地を傷めないように延ばす目的のレッスンぱん
二個の山形成型とワンロールの二種
仕上げに照りたまのお化粧を施し
製作者の生徒さんのお顔は笑み満開

フレーバーティーを使えば香りがいいのですが
そこをあえて抑えオーガニックダージリン使用
仕込み水の代わりに少しだけ濃い目に出した紅茶液を
ナンブ小麦とダージリンの茶葉と一緒に捏ねた生地を
ゆっくりゆっくり発酵した長時間低温発酵のぱんです

和食にはそのままスライスしてお惣菜を挟んで朝食に
洋食にははちみつをかけたり エッグトーストもおすすめ
お茶の時間にはジャムを添えたりマスカルポーネチーズを添えて
香りを抑えて味に深みを持たせたお気に入りのぱんです


こちらはランチ用に作った丸ぱんです
紅茶ぱん生地と同じですが成型が違うと香りも食感も違うものに


スープと根菜キッシュと一緒のランチタイムはお替り自由なフリースタイル
今週はデザートの出し忘れもなく無事に終了のレッスン日和
主役のぱんたちもご機嫌そうです
2016-02-14 14:58 in | Comments (4) #

2016年2月10日 (Wed)

黒糖カステラ



「出来立てなので二〜三日おいてからのほうが美味しいと思います」と
日曜日の天然酵母ぱんレッスンの生徒さんが焼いてきてくださった黒糖カステラ
 
少しだけみんなで一緒にお味見しましょう。。。。と意見がまとまり
自分用に大目に残して皆さんにはほんの薄い一口だけのお福分け

当日のレッスンは 田舎ぱんの方 ウィンナーロールの方
それぞれの成形が違うのでとても賑やか

ランチメニューは
お豆腐と根菜のキッシュ
オクラと海藻ときのこのスープ
デザートは ウーロン茶のフルーツゼリー
フランスパン

みんなでわいわい熱々のキッシュに紅茶に黒糖カステラほおばり
別の生徒さん手作りの小松菜のお漬物をぱんに挟んで作り方談義

また別の生徒さんは自宅で焼いてこられた田舎ぱんを持ってこられて
お味見&意見交換

レッスンが終わったのが15時 今日も無事に終わってほっと安堵
とととっ 冷蔵庫を開けて びっくりぽん
本日のデザートが目の前にしっかりと鎮座

事の次第が飲み込めるまで何秒か 。。。。。
カステラに気を取られてというかカステラに目のないわたしが
すっかりみなさんにデザートをお出しするのを忘れてたんです

慌ててみなさんにお詫びのメールを
多分 いぇきっとメールを見ながらみなさん苦笑されたはず
五人分のデザートを前に 。。。。。 みなさんほんとにごめんなさいです 
2016-02-10 14:20 in | Comments (4) #

2016年2月8日 (Mon)

食ぱんのささやき



お食事ぱんの中でも最も手ごわい 食ぱん

材料は ナンブ小麦  アルカリイオン水 自然塩 ホシノ丹沢酵母のみ
一次発酵 20℃ 12時間から13時間  成型して 二次発酵100分〜120分
230℃で20〜25分焼成


材料は四品  作業工程は文字にしたらたったの二行
この10年毎週どれだけの本数を焼いてきたのか
喜んだり 凹んだり まだまだ先の長い道のりを一進一退の繰り返し

捏ねた生地を発酵器に入れ温度20℃をキープ
粉の湿気を確認して発酵時間の調節と型入れ時間を決める

焼きあがったぱんを冷ましたのち麻布とビニールに包んで五時間後


スライサーで好みの厚さにカット
この瞬間が一番緊張のピーク
毎回のことながらハラハラドキドキです


ここまできたらもう腹を括るしかないはずなのに
最後の最後まで足掻きっぱなし
自分でも可笑しいやら 嬉しいやらでぶつぶつひとりごと
それでも食ぱんのささやきが聞きたくて耳を澄ませる真夜中です
2016-02-08 13:27 in | Comments (6) #

2016年2月3日 (Wed)

足したり 引いたり



すぐに使うものの分別に用途に応じて使える便利な布袋

籠に入れてみたり引き出し用の整理箱を使ったり
色々試して落ち着いた我が家の収納法

総ての物を見える化を目標に

要る  要らない  の大別
使う  使わない  の大別

その中で除外したものは  いつか  という気持ち

暮らしの中に出来るだけプラスチック要素を入れたくない
籠が大好きだけど置き場所もないし埃も付けたくない  

その点 布袋は優等生 
吊るす 畳む ワンアクションでゴム手袋からおやつまで収納可能

幾度の失敗と反省の試行錯誤の日々
まだまだ潔さには遠く遠く 小さな暮らしの引き算です
2016-02-03 14:44 in | Comments (4) #

2016年1月31日 (Sun)

本日のレッスン



16回目のレッスンの生徒さんが焼かれた オニオンベーコンスパイシーブレッド


10回目のレッスンの生徒さんが焼かれた バターロール


5回目のレッスンの生徒さんが焼かれた 食ぱん

それぞれの生徒さんが焼かれたぱんたちのお披露目です

ナンブコムギ アルカリイオン水 自然塩 ホシノ丹沢天然酵母
基本の白生地からスタートのレッスン6回 
リーンな生地をしっかりマスターしていただき
その後リッチなぱんのレッスンのスタート

全粒粉 ライ麦の入ったお食事ぱんやおやつぱんなど
全員同じ生地で成型が違ったり
おのおのまったく違った生地のぱん作りだったり
各自のレベルに合わせてのレッスン風景 とても賑やかです

前日の仕込みからおおよそ12時間
それぞれ生地の発酵温度が違うので3台の恒温器はフル活動

真夜中に設定温度が下がってしまうこともあるので
レッスン開始時間までにベストな発酵状態にしておくことが最重要課題
寝ている子供の布団を直すような気持ちで夜中の見回り
さながら用務員さんの心持

ちょうどいい発酵目安に持っていくには器械ばかり頼るのではなく
あくまでも室温と湿度と目視で加減
そんな緊張感が暮らしに溶け込んで生徒さんたちの笑顔に癒される日々

本日のランチメニュー
長いものグラタン
根菜と豆乳の味噌スープ
カラメルパイナップルのマスカルポーネソースのデザート
試食の田舎ぱん

みなさんご自分が焼かれたぱんをカメラに収め
緊張も少し緩み始めた午後 
ぱん作りから脱線してコーヒータイム

ぱんが焼きあがるまでの時間に捏ねていただいた生地を
ご自宅に持ち帰っていただき復習を 。。。。。頑張っていただいてます

今頃どんな面持ちでぱん生地と格闘されていられるのか
おひとりおひとりのお顔を思い描きながらわたしの1日も終わりました
2016-01-31 23:52 in | Comments (4) #

2016年1月27日 (Wed)

ハックマンのケトル



かれこれ25年程前手に入れた古いケトル

その頃はどこの国の物なのか 
どこのメーカーの物なのかもわからずに
佇まいに一目ぼれしてしまった

近年になって今では製造していない
デンマーク ハックマン社のものだと教えていただいた

1.5リットル用でたっぷりお水を入れると少々重く
普段の暮らしに沢山のお湯を沸かすことも少なくなったので
今では物置の奥にひっそりと鎮座
時々取り出しコロンとした形に見惚れてます

最近は北欧スタイルが流行で
何から何までデザインそれたものが多くなってきたけれど
やはり気に入ったものだけを暮らしの中に取り入れたほうが
我が家にはしっくりと馴染む気がする

少々くたびれて取っ手も年代を重ねたけれど
どうしても手放せないもの 見ているだけでほっこりしてくるもの
物には思い出という歴史が刻まれて暮らしに溶け込んでくる

またこのケトルがほかほか湯気を立てて
みんなで楽しいお茶の時間を持てるように
時々取り出して磨かかなくてはです
2016-01-27 22:39 in | Comments (6) #

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