2015年2月8日 (Sun)

牛乳ぱん



低温殺菌牛乳  成分無調整牛乳  絞りたての濃厚牛乳

牛乳の種類によってぱんの発酵時間も少しづつ異なるので試行錯誤の繰り返し

あっさり味  しっかり味  濃すぎてぱんの味が変わってしまうもの

それぞれに一長一短  

出来るだけぱんの味を損なわないように

前面に牛乳の味が出てしまわないように水分調節

あれこれ考えながらぱん生地とにらめっこ

地元牧場のホモ牛乳に足すもの引くもの

まだまだぱん修行は続く  。。。。。 です
2015-02-08 23:44 in | Comments (6) #

2015年2月4日 (Wed)

優しい時間



新潟 ぱん屋時代のお客様から
今年のラッキーカラー"ブルー" と"ベリーレッド"のギンガムチェックの 
タオルのプレゼントをいただきました
添えてくださいましたカードに涙腺が緩みました


また 新潟の生徒さんが 「寒い毎日ですがどうぞご自愛ください」と

新潟のオーガニックカフェのパンケーキの粉を送ってくださいました

何処にいても懐かしい方々と温かなご縁を紡いでいただけて
ぬくぬく温かな優しい時間のプレゼント

いつもいつも道に迷ってばかりなのに
そっと寄り添って手を差し伸べてくれる人たちに囲まれている幸せ
ありがとうの気持ちを決して忘れないで
進むべき道に迷ったら
誰かに喜んでいただける道を選んで歩きたい

戴きました温かな想い
一日の終わりに余白の時間を愛おしむように
心は新潟時間にタイムスリップの夜です
2015-02-04 20:19 in | Comments (2) #

2015年2月2日 (Mon)

時を紡ぐ



三種のチーズを使ったお食事ぱん 甘くないぱんです

ぱん作りの事ばかりを考えていると思いだすのは

ピッコリーノの伊藤先生が常々おっしゃっておられたこと


「バターや砂糖の力を借りれば美味しくなるのは当たり前
粉と水と塩と酵母だけで作るぱんの味
本当に美味しいぱんは時間がたっても美味しい」



粉粉ぱんの原点でもある先生のお言葉

 ぱん生地と向かい合う時いつも思いだす

焼きたてよりも時間を置いた方が美味しくなるぱんもある

たとえば 食ぱん  レーズンぱん は一日置いた方が断然美味しい

南部小麦で作るフランスパンも焼いた直後より三時間ほど置いた方が香りが増す

トースターで焼いたぱんは少し水分が飛んであっさりと

霧吹きをかけてオーブンで温めなおしたぱんはさっくりと

蒸籠でゆっくり蒸したぱんはもっちりいつまでも温かい

その日その日の食べたい気分によって変えてみると新しい発見がある

食ぱんに至っては 厚切り 薄切り とカットする厚みによっても食感が違う

喜びの時も悲しみの時もぱん作りと共に時を紡いだ10年

たった一個のぱんに人生を変える力があったこと

母の「美味しい」の一言が聞きたくて歩いた10年だった気がします
2015-02-02 01:41 in | Comments (4) #

2015年1月29日 (Thu)

ひだまりぱん



新潟での天然酵母ぱん教室に来てくださっていた
 日和山五合目さん  から自家製のクッキー ぱん 新潟銘菓  鮭の焼き漬け 
沢山の美味しいが詰まった贈り物箱が届きました

週に5日はぱんを焼かれていらっしゃるとの事
捏ねた生地を発酵させふかふかの生地を手にするとき

「先生が教室でこの丸めが一番大切と何度も言われた言葉をいつも思い出し 
お教室時間のすべてが懐かしいです」と仰ってくださいました

さっそくいただいたぱんを蒸籠で蒸してほかほかでいただき
作り手の優しさを食べてくださる方に届けることの大切さを知りました

作ったものをどなたかに食べていただけることは
心を温めてくれる小さな魔法
その魔法が心に温かく伝わって優しい時間が生まれるのかもしれません

日和山五合目さんの優しいぱんに負けないように
粉粉ぱんもかざした手のひらからお日様の温かさが伝わってくるような
幸せなぱんの作り手になりたいとしみじみ心に染みた午後でした
2015-01-29 00:18 in | Comments (4) #

2015年1月25日 (Sun)

祈りの時



いつもいつも傍にいて支えてくれる 人という字は人が人を支えると書く

言葉にできない言葉  文字にならない文字

歩いていける思いが挫けるとき 出来ることはたったひとつ  祈りだけ

広島の旅人さんがくださった思い 「手を振って届いたかな」 の歌詞

お別れは辛いですけど
思い出はいいことばかりで
ご心配などなく
勝手に涙が溢れ出しているだけで
お別れはお互い様で
見送る方も見送られて
どうしても振り返る
あんなにたくさんの時間があったのにと
手を振って届いたかな
手を振って届いたかな

悲しみと寄り添って生きる者への励ましの処方箋

再び歩き出せる勇気をいただきました

いまは立ち止まって  祈りの時

心の時計が時を刻み始めました
2015-01-25 14:59 in | Comments (2) #

2015年1月22日 (Thu)



母と歩いた道 母と見た景色

叱られたり 諭されたり 励まされたり

幾つになっても母を乗り越えられない

子供の頃から食べなれた母の味 

同じように作っても母の味には近づけない

歳を重ねて少しだけ母に近づき

母の喜び 悲しみ 生きがい 親子の絆の深さを知り得た

もう一緒に笑いあえることは出来ないけれど

1月17日 母の84歳の誕生日

これからも生んでくれてありがとうを伝える日です
2015-01-22 00:38 in | Comments (4) #

2015年1月12日 (Mon)

コンパクトミニフライヤー



我が家のキッチンの  新参者 小さな電気フライヤー
揚げ物は苦手中の苦手ゆえ出来ることなら拒否願望200%
なのに牡蠣フライが食べたい アスパラフライ食べたい
家族の難題リクエスト
そのたびに 何やかにやと理由をつけては逃げまわる始末

このたび どうにもこうにも逃げ回ることが出来なくて
ならばと意を決してミニフライヤー購入に至りました

直径 19cm 高さ 21cm 300ccの油が入る大きさ
二人分の揚げ物ならばこれで充分すぎるほど
使用中は蓋の代わりに新聞紙を乗せて油はね防止
終わればそのまま油を固めて捨てるだけの簡単さ
小さいことはいいことだ 。。。。。 便利家電にちょっぴり助けてもらい
苦手克服までは遠い道のりながら一歩前進

キッチンにひとつものが増えたから何をひとつ減らしたらいいのか
しばらく思案が続きます
2015-01-12 00:33 in | Comments (2) #

2015年1月7日 (Wed)

暮らしのかたち



買ったものをしまい込んでいざ必要な時に見当たらない
買ったことさえを忘れているストック食材
買ったものをメモしたはずなのにそのメモが見当たらない

そんなあたふた暮らしの中で 困った を少しでもなくすように
暮らしの見える化を実践中

お鍋やざるは必要最低限の物だけを残してとりあえず外の物置に避難させ
ぱん食材はストックがすべて見える容器に
お菓子やお料理本はここに置けるだけと場所を決め
三畳の納戸兼クローゼットには持っている洋服をすべてハンガーに掛けてみた

すると今まで絶対に 必要 と思っていたものが不要だったり
不要だと思っていたものが 必要 だったり
少しづづ暮らしのかたちが見えてくる

それでも何もかも暮らしの中から 好き 嫌いと大別してしまうと
あまりにも気持ちまで乾燥してしまいそうだから
時々 出したり 収めたり 眺めたり
人のものさしで処分してしまうと後で必ず後悔してしまうから

とりあえず 避難させる場所を確保 
そのとりあえずが 一年 二年 とならないように総ての物を「見える化」に
粉粉ハウスの今年の目標です
2015-01-07 23:48 in | Comments (4) #

2015年1月3日 (Sat)

謹賀新年



生まれて初めて陽射しの温かい雪のないお正月を迎えました
元旦の料理は予約した二人用のおせちとお雑煮を用意しただけの簡素なもの


お正月気分も元旦のみ 今日から酵母起しの仕事はじめ
何もしないで待つこと7日間 
見ないふりをしながら そわそわ どきどき 
わたしと酵母さんの関係は上下関係がときどき入れ替わる
ぱん生地とも 微妙な関係 励ましたり励まされたり

ぱん作りは人の生き方に似ている
一生懸命握りしめてきたものを一度全部手放して
そこから見つけたたったひとつは
こころを優しく満たして
本当に必要なものはほんの少しでいいのだと気づかせてくれた
   
沢山の新しいことを追い求めるよりも変わらないことの方がずっと難しい
穏やかな気持ちでいなければ優しいぱんは作れない

奇を衒った味の濃いぱんを大量に作るのではなく
毎日食べる白米のような優しい食卓のわき役のぱんを作りたい

酵母の気持ち  わたしの気持ち 
眼には見えないけれど大切なことを見逃さないように
今年も 急がす 慌てず 道草しながらぱん生地と仲良く暮らします


新潟の生徒さんからお年始のお菓子をいただきました
外はどら焼きの皮 中は求肥 大好きな新潟銘菓

「近いうちにまたほっこりさせていただきに伺います」 
一筆箋の文字がかすんで見えました
2015-01-03 00:33 in | Comments (4) #

2014年12月31日 (Wed)

あたたかな募金のこと



へこんだり 悩んだり 迷ったり 
色んな壁にもぶつかりながら歩いた一年が終わろうとしています

2009年 4月 新潟市での天然酵母ぱんの店 キッチン工房 粉粉 の開店から
2013年12月閉店までの4年9ヶ月
粉粉ぱんの売り上げの中から一個につき5円を「あしなが育英会」の募金箱に 
毎週ぱんを買いにきてくださるお客さまからも温かなご支援いただき
多くのみなさま方とあたたかな募金活動に参加させていただきました
新潟から埼玉に転居の際にその募金活動の引き続きを快く引き受けてくださった
新潟市のストアー・ルームさん  ありがとうございました
その後も善意の募金をお店にきてくださるお客様のご協力で
続けていてくださるというお知らせに心温まる思いです

2014年もあと24時間
今年もキッチン工房 粉粉 に関わってくださった多くのみなさま
本当にありがとうございました

新しい年も幸せなぱんの作り手になれますように
毎日をゆっくり丁寧にぱん生地と向かい合って暮らしていきたいと願っています

今年も新潟の三根山園農場の長津さんからつきたてのお餅が届きました
懐かしい故郷の味をゆっくり楽しませていただこうと思います

また新潟の生徒さんからお正月用のお花の贈り物をいただきました


何処にいても沢山の方々と繋がっていられる幸せを噛みしめて
新しい年を迎えたいと思います

ここにきてくださるすべてのみなさまもどうぞ良いお年をお迎えくださいますように。
2014-12-31 00:19 in | Comments (6) #

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