2013年9月24日 (Tue)

暮らしを片付ける


ある本に書かれていた文章です

     片付けとは 片方に寄せることです

     寄せれば何もない空間が生まれます

     からっぽの空間には風が吹き抜けていきます

     するとどこかにあるいいことと

     つながることができる

     暮らしを片付けるのは

     毎日のなかにすき間をつくり

     いいことを受け取る準備をすることです

なるほど 。。。。。 と思いました

けれど ふと 疑問もわきました

何もかもを一緒にして片付けてしまえば取り合えず その場 は綺麗になるかもしれない

安易に片方によせられた物たちはまたもとに戻ってしまう可能性だってある

巷の雑誌等で 片付け 処分 断舎離 の文字  綺麗に片付けられたお宅の写真

きちんと片づけられた家がいいわけでも 

物で溢れている家がいけないというのではないはず

大切なのは物との付き合い方と生き方の問題

頭で考える片付けの前に 心の片付けが必要

好きか嫌いか  必要か不必要か 

必要でなくても見ているだけで心が和む物は何か

そんな基準で家を見回してみると何かが見えてくるような気がする

若い頃は見えなかったこと  年を重ねて見えてきたこと

ふと立ち止まってこれからの物との付き合い方と暮らし方を考える

仕事ではなく自分のためにぱんを焼きコーヒーを淹れる

たったそれだけの事なのに

ふっと身体のの中に風が通り抜けていくようで心の余裕をもたらしてくれる

そんな小さな暮らしを大切に今週も幸せぱんの作り手になれますように


お客様から頂戴した食べるにはなんとも勿体ないような可愛いマカロン

暫く飾って楽しませていただこうと思います


★  今週の 粉粉ぱん ★ 

  ■ ライ麦バターロール
  ■ ライ麦レーズンとチーズぱん
  ■ 全粒人参ぱん
  ■ オニオンとベーコンぱん
  ■ ブルーベリーとクリームチーズぱん
  ■ オレンジとチョコぱん
  ■ ライ麦カレンズの丸ぱん
  ■ カンパーニュ
  ■ 田舎ぱん
  ■ 食ぱん
  ■ イギリスパン
  ■ フランスパン

2013-09-24 22:43 in | Comments (6) #

2013年9月17日 (Tue)

恋する粉粉ぱんたち



粉と酵母が恋をして 水とほんの少しの塩がその恋の道案内

時間がそれに加勢してOvenで焼かれてその恋が成就する

ちっちゃなメロンぱんがレモンの帽子をちょこんとかぶってショーケースに並びました

共に頑張った15時間 。。。。 このぱんたちが愛おしい

いつもいつも自分のこの手から何を生み出すことが出来るのだろうと考えて

戸惑い  迷い  優しさ  から何が紡がれていくのだろうと模索時間

本当に知りたいことに答えはなかった   

毎週毎週ショーケースから粉粉ぱんたちがお嫁入りし 空っぽになってもいつも不安

これで良かったのか どこかに忘れ物をしてきたようで落ち着かない

自分の未熟さと真正面から向かい合い小さな歩幅で立ち止まらないで歩いた時間

大きなことが出来なくても  いい人間になれなくても 優しい人間でありたかった

凹んだ自分も ドジな自分も 時にはお気楽自分も全部好きでなければぱんと向かい合えない

ぱん作りから学んだことは本当に計り知れないほど多かった

粉粉ぱんにはスタートもゴールもないけれどどんなに不安な時でも

いつも足元を見ながら謙虚に丁寧に暮らしていこう 


お客様から収穫したばかりのブドウを沢山頂戴 ありがとうございました。

皆さんとわいわい口福時間 残りは葡萄ゼリーに変身です

多くの方々に背中を押していただいて暮らせる倖せ抱きしめて

今週も幸せぱんの作り手になれますように

★  今週の 粉粉ぱん ★ 
  ■ 全粒丸ぱん
  ■ 全粒カレンズとチーズのミニバタール
  ■ 全粒ブルーベリーベーグル
  ■ いちじくのホッカチャ  
  ■ チャパタ
  ■ クリームぱん     
  ■ チーズぱん
  ■ 豆ぱん 
  ■ バターブレッド
  ■ ライ麦山形食ぱん
  ■ 食ぱん
  ■ 田舎ぱん  
  ■ フランスパン

2013-09-17 22:47 in | Comments (4) #

2013年9月11日 (Wed)

粉と粉スコップ



月に二度 岩手県の製粉所から挽きたてのナンブ小麦がキッチン工房 粉粉に到着

同じように製粉されているようでも手で粉を握ってみると少しづづ違うのがわかる

ぱん生地と同じように湿度と温度の違いによるもの 。。。。 粉も生きている

挽きたての粉をさっくりすくうのは古いイギリスのアルミ製の粉スコップ

ステンレスやプラスチックと違ってさらりと粉離れが良く

しっくりと手に馴染んで働きものなのにひっそりと自己主張もしない

工房を見渡せばそれぞれに役割を持ちながらどれ一つとして目立たない

わき役ながら長年連れ添った相棒たちのぱん型や麺棒にも引けをとることはない

粉粉ぱんもお客様の食卓で決して華やかでなくても

美味しいわき役を演ずることが出来たら 。。。。 嬉しいです



ぱんの湿気をとってくれるお皿になったりトレーになったりと木のお皿も大活躍

普段は籠に収まって出番待ち 。。。。 これも大切な助っ人さんたち

今週も沢山の助っ人たちと一緒に幸せぱんの作り手になれますように


     ★  今週の 粉粉ぱん ★
   
■ ライ麦バターロール
■ ライ麦オレンジといちじくのミニバタール
■ ライ麦チーズミニ食ぱん
■ 全粒レーズンとアーモンドぱん
■ チーズイングリッシュマフィン
■ メロンぱん
■ ひよこ豆とクリームチーズぱん
■ 全粒カンパーニュ
■ 田舎ぱん
■ イギリスぱん
■ 食ぱん
■ フランスパン

2013-09-11 00:15 in | Comments (4) #

2013年9月3日 (Tue)

買いだめしない訓練中 



本日の我が家のメイン冷蔵庫の冷蔵室

出来るだけ買い置きしないで新鮮なものを必要な分だけ買う

言うは簡単 でもなかなか実行できない 

安売りと知れば買いたくなる、そこをじっと 我慢 の買わない訓練修行 。。。。 頑張ってます

二人家族なのにいつもどっさり作るお惣菜にスープに煮込み料理

沢山の物を食べきれない年代に突入して生活を少しだけ見直す時間

オーガニック食材はいいとわかっていも総てがオーガニックで賄えるものでもなく

スーパーの地物のお野菜も買ってくるし 〇〇〇ードーナッツだって食べたい時もある

大切なのは買うものの価値を知っているということ

何かをプラスすることばかりではなく暮らしの目線を低く、日々の暮らしを楽しむことが大切

好きか嫌いかに大別するのではなく、何事も楽しめるか楽しめないか  基準は人それぞれ

キッチン工房 粉粉のぱん作りも決して自己主張をしないけれど 引きもしない

静かにぱん生地と向かい合って自分がどう生きたいのかを模索する日々

大きな舞台に立とうとも思わないかわりに一個のぱんと語り合う暮らしを望んだ

小さな幸せはいつも目の前の粉粉ぱんと共にあったこと

大切なものを両手にしっかりと抱きしめて今週も幸せぱんの作り手になれますように



★ 今週の 粉粉ぱん ★ 

■ 全粒ブレッチェン
■ 全粒あんぱん
■ シナモンぱん
■ ひよこ豆の焼きカレーぱん  
■ マスカルポーネチーズロール    
■ チャパタ
■ オリーブのホッカチャ   
■ 全粒ヨーグルトぱん
■ 全粒ベーコンとアンチョビーのミニバタール 
■ 田舎ぱん
■ 食ぱん
■ フランスパン
2013-09-03 22:05 in | Comments (6) #

2013年8月27日 (Tue)

母の食器



木工作家 加藤 良行氏の 胡桃の木の食器

母の日には間に合わなかったけれど三か月遅れのプレゼント

綺麗でかわいいものが大好きだった母 暮らしを楽しむことが得意だった母

そんな母がいま施設で使っているのはプラスチックの軽い食器

好きな着物も思い出の品もなんにも入っていない小さなロッカーひとつ

体力がなくなれば重い食器も箸も持てなくなったら仕方のないこと

分かっていても思わず涙腺が緩む

いま自分が大切だと思っているものも永遠に傍におけるとは限らない

そんな現実をたたきつけられたようで心が震えた

せめて家族が面会に行ったときには「人間らしい」食事やおやつを母に味わってほしい

現実拒否時間 人間の尊厳を最後まで見守りたい ささやかな娘の願い

一切れのバナナ  二匙のアイス 200ccのカフェオーレ

これだけのものをゆっくりゆっくり一時間 咽ないように口に運ぶ

プラスチックのお皿も木のお皿も食べることに何の違いもないけれど

気のせいか母が嬉しそうにレンゲに手を伸ばしてバナナを掴もうとした

最後まで食事を大切にしてほしいそんな祈りの食器を母は分かってくれたのだろうか

命の重さ 生きることの意味 掌の中にある小さな幸せを噛みしめて

日々の暮らしを営むことを母から学んだ気がします


      8月31日(土曜日) ご用意出来ますぱん


   ■ オレンジといちじくのミニバタール
   ■ ブルーベリーイングリツシュマフィン
   ■ ズッキーニのぱんピザ
   ■ 田舎ぱん
   ■ 食ぱん
   ■ フランスパン 
  
2013-08-27 22:11 in | Comments (4) #

2013年8月18日 (Sun)

4日間の夏休み



真夏の工房は30度をゆうに越す気温

久しぶりに  自分用の食ぱんを焼き  粉粉の夏休み  のスタートです

明日から4日間 埼玉の母のところにゆるりと一家総出で出かけます

娘の華(マルチーズ 5歳)は初めての長距離ドライブ

はたしていかなる珍道中になるのか 不安でもあり 楽しみでもありです

昨日のショップでは暑さの中わざわざお出かけくださいましたお客様ありがとうございました

毎週いらしてくださるご贔屓様から  夏バテ防止 ? にかりんとうをいただき


ご予約ぱんをいただきましたお客様からは 一服大好き な店主に珍しいお茶をお中元に頂戴


これで頑張れなかったらお恥ずかしい限り 。。。。。 です

金曜日の夜からは気を引き締めてご予約ぱんを焼かせていただきます

それまでは糸の切れた凧状態 コメントやメールのお返事もできませんがご容赦ください

それでは皆様もどうぞお元気で楽しい1週間をお過ごしくださいますように

    8月24日(土曜日) ご用意出来ますぱん

  ■ バターブレッド
  ■ オニオンベーコンロール
  ■ チャパタ
  ■ オリーブのホッカチャ
  ■ 田舎ぱん
  ■ フランスパン 




2013-08-18 13:47 in | Comments (4) #

2013年8月13日 (Tue)

レシピ作り



本日のキッチン工房 粉粉の景色

積み上げられたレシピを  あーでもない こーでもない と

組み合わせては手が止まり  一服  しては思考力が止まる

小さなOvenを使いまわすにはぱん生地の組み合わせが最重要課題

一個一個のぱんレシピに必要な時間と材料とその日その日の発酵目安を書き込んでいく

四季によって生地の捏ね時間も発酵時間も違ってくるぱん作り

ちょっと一服から生まれる新レシピもあったりとかなり大好きな作業

その合間に本に手が伸びる 。。。。 でなかなか進まないのが困りもの


シュガーブレッド、大好物のざらめ煎餅から生まれたRecipe

お客様からのリクエストで再登場しました


毎日暑いけど頑張ってね  お客様から頂戴したお心遣いのジュース ありがとうございました。

先週も粉粉の夏休みをご存じなくていらしてくださいましたお客様

励ましのお言葉が心に染みた時間でした

ご用意出来るぱんが少なくてご迷惑をお掛け致しますが

ゆるりとお遊びにいらしていただけましたら嬉しいです


     ♥ 今週のご用意ぱん

  ■ オレンジとクリームチーズぱん
  ■ うぐいす豆ぱん
  ■ 全粒ヨーグルトぱん
  ■ 田舎ぱん
  ■ カンパーニュ
  ■ イギリスパン
  ■ フランスパン
  
2013-08-13 23:26 in | Comments (4) #

2013年8月6日 (Tue)

暮らしのあれこれ 



キッチンの棚の奥で眠っていた曲わっぱのお弁当箱

陽に当てて 。。。。 活躍の場を  思案 

思いついたのは余ったご飯をおひつの代わりに使うこと

このまま電子レンジにもかけられる優れものだったのに

ついぞ片隅に追いやっていたことを  反省 

日本の伝統の技って凄い 。。。。 改めて再認識

日に一合しか炊飯しない我が家では大きなおひつは不必要だった

日々の暮らしの中で当たり前のように置き去りにしていたモノ達を

改めて  必要 なのか  不必要  なのかをゆっくり考える時間は

自分の生き方を問われる時間なのかもしれない

今の暮らしに大切なもの  これからの暮らしに大切なもの

五個手放して本当に好きなものを二個を買う暮らし

潔く決断とは程遠い  ゆるりゆるりの暮らしぶり

歳を重ねて 迷い 妥協 の繰り返し 決断は急いではできないけれど

確実に  空間 が生まれつつある我が家です

暑中お見舞いにお客様からいただいたお花、いつもお気にかけていただきありがとうございます


今週もご予約のぱんとお客様からリクエストの戴きましたぱんを焼かせていただきますので

お近くを通られましたら涼みにお立ち寄りください

   ♥ 今週のご用意ぱん ♥

  ■ れーずんぱん
  ■ シュガーブレッド
  ■ チーズイングリッシュマフィン
  ■ 食ぱん
  ■ 田舎ぱん
  ■ フランスパン


2013-08-06 23:15 in | Comments (4) #

2013年7月30日 (Tue)

風の通り道



キッチン工房 粉粉の早朝の景色

風が四方から通り抜け昼間の暑さも喧騒もなく静寂な時間

ぱん生地と向かい合っている時は音楽もラジオも流す事はない

たおやかな風と通り過ぎるかすかな風音

目の前のぱん生地を見ながら深呼吸  無音の時間が心地よい

夜更けから朝までの長い時間 少しづづ発酵した生地が発酵器の中から

もういいよ  と元気をくれている気がする

夏の朝の風鈴の音   涼やかに 風に身を任せて揺れている

何があってもただ流されていくのではなく自分の意志で流れていこう

迷ったり  躓いたり しても  ゆっくりゆっくり丁寧に時を紡いていきたい

ぱん生地から教わった人生の道しるべ

先週もお客様から  暑いのにお疲れ様  と過分なお言葉とお土産を頂戴いたしました

食に携わる者として  丁寧に 丁寧に 暮らすことの大切さ

お客様から戴いた  信頼  というご縁

決して忘れないで  ガンバレ わたし


今月の  東京世田谷の花屋 花子さん  の初夏の涼やかなお花が届きました


今週からキッチン工房 粉粉は  夏休み ですがご予約いだきましたぱん作りと

毎年夏休みをご存じなく暑い中をお越しくださるお客様がお出でですので

ほんの少しですが粉粉ぱんをご用意させていただきますので涼んでいただけましたら嬉しいです

今週のご用意ぱん   

  ■ あんぱん
  ■ バターブレッド
  ■ チャパタ
  ■ シナモンぱん
  ■ 田舎ぱん
  ■ 食ぱん
  ■ フランスパン
   

 
 
2013-07-30 22:55 in | Comments (4) #

2013年7月23日 (Tue)

小さな暮らしの足跡



学生の頃から幾度となく手にしてきた沢山の愛読書

空っぽの本棚は 小さな暮らし に向けての大きな決断の足跡

家族のものはなにひとつ処分したくはない

ならばせめて自分のもの物を見直してみよう

そんな自分なりの 小さな覚悟  容易いではなかった

けれど  手放してみれば少しは心が軽い

これからの暮らしの中でまた一冊 一冊 心を豊かにしてくれる本と出会いたい

空っぽの本棚  一抹の寂しさは暮らしの足跡 

手元には幾度となく読み返した僅かばかりの本が積み重なって

大丈夫 大丈夫 大丈夫 と励ましてくれている気がする

小さな一歩はまだ踏み出したばかり

ゆっくり ゆっくり 紡いでいきたい暮らしの形です


新潟砂丘で育ったメロン お届けくださいましたお客様ありがとうございました。


天然酵母レッスンの後で皆さんとご一緒にいただくランチも夏メニューです

キッチン工房 粉粉は8月は1か月間夏休みをさせていただきますが

ご予約のぱんを少しだけ焼かせていただきますのでお声かけください。

★ 今週の 粉粉ぱん ★

■ ライ麦バターロール
■ ライ麦レーズンとチーズのミニバタール   
■ 全粒くるみミニ食ぱん
■ 全粒カレンズ丸ぱん
■ オニオンベーコンロール
■ いちじくとクリームチーズぱん
■ オレンジとチョコぱん
■ 田舎ぱん
■ 食ぱん
■ カンパーニュ
■ フランスパン
2013-07-23 22:32 in | Comments (8) #

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