2016年3月13日 (Sun)

ミモザ



昨日 ぱん教室の生徒さんが持ってきてくださった庭先のミモザ
玄関にある自転車の籠にそっと置いてくださった細やかなお気遣い
朝からバタバタの時間を過ごしお礼もちゃんと言えなくてごめんなさい
暫くこのまま飾って楽しませていただこうと思います


本日のレッスンも和気あいあい
小さく丸めた生地に粒餡を詰める作業に奮闘の方
ベーグルを茹でる作業を楽しんでいる方

そんな楽し気な気配を感じながら
オーブンの中のぱんを気にしつつランチの支度

本日のメニューは
マッシュルームのマヨグラタン
レンズ豆のミネストローネ
春のフルーツマリネとお紅茶
試食ぱんはみなさんで丸めたプレーンベーグルとフランスパン

色んな話があっちに飛び こっちに飛び 美味しい話で締めくくり
今日もごちそうさまの一日でした
2016-03-13 17:04 in | Comments (2) #

2016年3月9日 (Wed)

灯り



昨夜から降り続いた冷たい雨に気温も下がりヒーターと仲良し
何時もなら眩しいくらいに陽が差す部屋に灯りがともる

たおやかにゆっくりと流れる時間を照らす電灯色の灯り
一日この灯りの下で本を片手に過ごす時間
雨に打たれたミモザの花を見ながら過ごす日もかなり好きだと思う


今日の粉粉ぱんはレーズンアーモンド
生地に対してたっぷり50%のレーズンを捏ねあがった生地に
少しづづ加えてたたみ込み作業を繰り返す

最初から粉と一緒に捏ねれば簡単な作業
けれど仕上がりのレーズンが潰れてしまい味も見た目も悪くなるので
面倒でも手作業でゆっくり時間をかけて包み込んでいく
雨の日はそんな作業がより楽しく感じられて優しい気持ちになれる気がする

何事も丁寧に行うべき作業には必ず意味がある事
暮らしもぱん作りも基本は同じ
分かっていても先を急ぐあまり小さな変化を見落としてしまいがち
反省しつつまた急ぐ

そんな暮らしの真ん中で途方に暮れることもしばしば
立ち止まってあたりをキョロキョロ小休止
日高暮らし二年目の春を迎えました
2016-03-09 14:24 in | Comments (4) #

2016年3月6日 (Sun)

春のまどろみ



日高に春の訪れ
華はいつもの定位置で道行く人を眺めながらうつらうつら
キッチンから美味しそうな匂いがすると
半分寝ぼけた顔で細目を開け様子うかがい
つられてうつらうつらしそうになるのが何時ものこと
やりかけの仕事の手は止まったまま
春の日差しの中で思考力は完全ストップ
溜まった仕事は明日に回し 
取りあえず今日はのんびりと 
そんな暮らしのエンドレス
春の誘惑に負けてばかりの暮らしです


東京世田谷の花屋 花子さん に作っていただいたミモザのリース

3月8日は、『ミモザの日』
イタリアでは、男性から女性へ日ごろの感謝の気持ちをこめて
ミモザを贈る習慣があるそうです

日高もあちらこちらにミモザが咲き始め
我が家の裏庭に植えた50センチほどの木にも可愛い花が付き始めました
2016-03-06 23:45 in | Comments (6) #

2016年3月2日 (Wed)

夕暮れの飾り窓



我が家で唯一の飾り窓は階段の踊り場
窓辺もすっかり春
新潟から一緒に引っ越してきた可愛い置物たちの居場所

友人のエジプト土産の古い木彫りのお人形
キッチン工房 粉粉オープンの際にお客様から戴いた赤いフクロウ
30年以上前に名前も忘れてしまった田舎の骨董屋で出会った仏像
港町 新潟柏崎の骨董屋さんの片隅にあった古伊万里の香炉 
祖父からもらった中国の古い香炉
どこで出会ったのかすっかり忘れてしまった古九谷のミニ花瓶

ひとつひとつに思い入れがあって
ひとつひとつに違う年代があって
ひとつひとつが愛おしい

何処から来たのか どんな旅をして来たのか
春の窓辺で寄り添っている景色
見ているだけでぬくぬく温かい気持ちになれる小さな宝物


ロールカーテンにぶら下がっているのはひょうきんなキーホルダー
ぱん屋のお客様 高校生のお嬢さんから閉店の際にいただいたもの

見渡すとあちらこちらに鎮座しているほっと心和ませてくれる小さな宝物
手の中にすっぱりと納まってしまいそうな物達ばかり

一日の始まりに  一日の終わりに
そっと見ていてくれる我が家のお守りです
2016-03-02 20:28 in | Comments (4) #

2016年2月29日 (Mon)

贈る言葉に代えて



新潟から埼玉に転居して再開した
天然酵母ぱん教室に来てくださっていた生徒さんが
転勤で郷里の岩手県に帰られることになりました

先生の所に伺うとまるで実家に帰ったような気持ちになりますと
毎月元気な顔を見せてくださっていた方とお別れは本当に寂しいです

まだお若いのにいつも前向きで経理の勉強をされたりぱん作りにもとても熱心
共通点は 美味しいもの大好き !!
いつも若さのお福分けをいただいてました 本当にありがとう

これから歩かれる道も平坦な道ばかりではないでしょうが
時々立ち止まって 日高のこと ぱん教室の事 美味しい話のこと
一緒にレッスンをしたお仲間さんたちのこと
思い出して頑張ってくださいね

わたしから贈る言葉は見つかりませんが
粉粉オリジナル ぱんとお料理のレシピノート二冊お餞別に送ります

道に迷ったとき  日高が恋しくなったとき
このノートを開いて美味しいを思い出して作ってみてください
いつかまたお会いできる日までどうぞお元気で

春は別れと出会いの季節
また新しい素敵な出会いがありますように
さよならは貴女に不似合いだから またねって笑ってお別れです
2016-02-29 00:13 in | Comments (4) #

2016年2月25日 (Thu)

春のぬくもり



いつも何かと心にかけていてくださる新潟の生徒さんにから春の便りが届きました


先生へ
立春が過ぎ外に積もっていた雪も少しづづとけてきました
秋に植えたチューリップの球根が少しだけ芽を伸ばしているのが見えて
もうすぐ暖かい春の風が吹いてくるなぁと嬉しくそして待ち遠しく思っています
先日は美味しいパンをたくさん御馳走様でした
ひとつひとつ生地の違うパンの向こう側にひとつひとつ手間をかけて
心を込めてくださった先生の姿が見えて本当にありがたく家族3人で
その優しさを分け合うようにいただきました
冷え込んだ朝も蒸し器から上がる湯気とパンの香りに
幸せな気持ちにさせていただきました   
とてもおいしかったです
季節の変わり目に風邪も流行っておりますが
先生もどうぞお体大事にされて下さい  
M・K

いつも細やかなお心遣いをいただいているお礼にお送りした粉粉ぱんでしたが
春のひだまりのようなお葉書は新潟から春の贈り物でした
3年前お子さんが生まれて初めて口にしたのが粉粉ぱんだったこと
仕事に子育てに頑張りながらお教室に通ってきてくださり
ぱん作りを楽しんでくださっていた笑顔が懐かしいです

粉粉ぱんが紡いでくれる温かなご縁
優しいぱん作りも次のどなたかに紡がれていることの幸せ噛みしめました


ぱん屋時代のお客様から春一番の贈り物
何処にいても故郷の香りを忘れないでくださいと
添えてくださったお手紙に涙腺が緩んだ午後でした
2016-02-25 00:31 in | Comments (4) #

2016年2月21日 (Sun)

リネンのテーブルクロス



真っ白でもなく べージュ色でもなく 暖かな白という表現色
麻の魅力を語るには言葉もなく ただ惹かれるという一言に尽きる

色んな色生地のテーブルクロスの中でひときわ心惹かれる麻白
我が家の 1800×90 の少し大きめの一枚板のテーブル
16年の年月とともに傷も愛おしく時間を重ねた

季節に合わせてテーブルクロスも時を経て麻白クロスが似合う季節
曇り空には目に優しく映り  陽が差す部屋には春の風が通り抜ける

一般的なクロスは我が家のテーブルには寸足らず
見つけたのはfogのリネンシーツ
厚麻&大判ながら洗ってもすぐに乾き使い込むうちにとてもいい味になってきた

白は汚れが目立つので敬遠されがち それでも敢えて白が好き
教室の準備をすませ本日の back grand music を選びながら
最後に気を引き締めてクロスを広げる
日高の春はもうそこまで来ています


パティスリー ヨシノリ アサミ のバティシエトークショー用に作られたチョコレート
見た目もシンプルなまんまるチョコです
2016-02-21 15:18 in | Comments (4) #

2016年2月17日 (Wed)

懐かしのカレーぱん



子供のころ母が作ってくれたカレーぱん
前日に残ったカレーの具の水分を飛ばし潰した具を捏ねた生地に包んで
蒸籠でむした簡単なもの
油で揚げていないので短時間で出来上がる

一般的にカレーぱんはこんがりと油で揚げたものが多い
お教室では皆さんの火傷も怖いし大勢では無理ということもあって
油を使わないカレーぱんをと 。。。。。 考案したわけではなくて母の物真似
ただ違っているのは中に入れる具とオーブンで焼くということ

ひよこ豆をコトコト煮込んだところに玉ねぎと人参を粗みじん切りにして加え
調味料は有機野菜ジュース ベーリーフ 無添加カレールゥー
材料を全部鍋に入れて一時間ほど煮込んで仕上げにカレールゥーを加え
マッシャーで潰し水分を飛ばし一晩冷蔵庫でお休みタイム

発酵させた生地にカレー餡を包んで二次発酵60分
食ぱんをフードプロセッサーで細かくしたものをトッピングして
200℃のオーブンで12〜15分焼成

あっさりしているのにしっかりと
つぶつぶひよこ豆と野菜の食感が残るカレーぱん
具を沢山作って残ったら翌日はドライカレーに
食ぱんやカンバーニュにサンドして焼きサンドに
バターライスに掛けてトースターで焼けばカレードリアに
敢えて沢山作って冷凍するだけで楽しい後のお楽しみ

原点は懐かしい母のおやつカレーぱん
ぱん屋時代リクエストの多かったぱんでした

キッチン工房 粉粉の天然酵母ぱん教室では脱線も多いレッスンですが
お店で実際に並べていたぱんをそのままお伝えしています
みなさんに実際にご家庭で作っていただけるようなレシピを
特別なことは一切なしですがいくつかのポイントやわたしが迷った失敗談から
ぱん作りの楽しさを知っていただけたら嬉しいです
2016-02-17 20:22 in | Comments (4) #

2016年2月14日 (Sun)

紅茶ぱんレッスン



生徒さんが焼かれた紅茶葉入り食ぱん
麺棒の使い方や生地を傷めないように延ばす目的のレッスンぱん
二個の山形成型とワンロールの二種
仕上げに照りたまのお化粧を施し
製作者の生徒さんのお顔は笑み満開

フレーバーティーを使えば香りがいいのですが
そこをあえて抑えオーガニックダージリン使用
仕込み水の代わりに少しだけ濃い目に出した紅茶液を
ナンブ小麦とダージリンの茶葉と一緒に捏ねた生地を
ゆっくりゆっくり発酵した長時間低温発酵のぱんです

和食にはそのままスライスしてお惣菜を挟んで朝食に
洋食にははちみつをかけたり エッグトーストもおすすめ
お茶の時間にはジャムを添えたりマスカルポーネチーズを添えて
香りを抑えて味に深みを持たせたお気に入りのぱんです


こちらはランチ用に作った丸ぱんです
紅茶ぱん生地と同じですが成型が違うと香りも食感も違うものに


スープと根菜キッシュと一緒のランチタイムはお替り自由なフリースタイル
今週はデザートの出し忘れもなく無事に終了のレッスン日和
主役のぱんたちもご機嫌そうです
2016-02-14 14:58 in | Comments (4) #

2016年2月10日 (Wed)

黒糖カステラ



「出来立てなので二〜三日おいてからのほうが美味しいと思います」と
日曜日の天然酵母ぱんレッスンの生徒さんが焼いてきてくださった黒糖カステラ
 
少しだけみんなで一緒にお味見しましょう。。。。と意見がまとまり
自分用に大目に残して皆さんにはほんの薄い一口だけのお福分け

当日のレッスンは 田舎ぱんの方 ウィンナーロールの方
それぞれの成形が違うのでとても賑やか

ランチメニューは
お豆腐と根菜のキッシュ
オクラと海藻ときのこのスープ
デザートは ウーロン茶のフルーツゼリー
フランスパン

みんなでわいわい熱々のキッシュに紅茶に黒糖カステラほおばり
別の生徒さん手作りの小松菜のお漬物をぱんに挟んで作り方談義

また別の生徒さんは自宅で焼いてこられた田舎ぱんを持ってこられて
お味見&意見交換

レッスンが終わったのが15時 今日も無事に終わってほっと安堵
とととっ 冷蔵庫を開けて びっくりぽん
本日のデザートが目の前にしっかりと鎮座

事の次第が飲み込めるまで何秒か 。。。。。
カステラに気を取られてというかカステラに目のないわたしが
すっかりみなさんにデザートをお出しするのを忘れてたんです

慌ててみなさんにお詫びのメールを
多分 いぇきっとメールを見ながらみなさん苦笑されたはず
五人分のデザートを前に 。。。。。 みなさんほんとにごめんなさいです 
2016-02-10 14:20 in | Comments (4) #

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