2016年2月10日 (Wed)

黒糖カステラ



「出来立てなので二〜三日おいてからのほうが美味しいと思います」と
日曜日の天然酵母ぱんレッスンの生徒さんが焼いてきてくださった黒糖カステラ
 
少しだけみんなで一緒にお味見しましょう。。。。と意見がまとまり
自分用に大目に残して皆さんにはほんの薄い一口だけのお福分け

当日のレッスンは 田舎ぱんの方 ウィンナーロールの方
それぞれの成形が違うのでとても賑やか

ランチメニューは
お豆腐と根菜のキッシュ
オクラと海藻ときのこのスープ
デザートは ウーロン茶のフルーツゼリー
フランスパン

みんなでわいわい熱々のキッシュに紅茶に黒糖カステラほおばり
別の生徒さん手作りの小松菜のお漬物をぱんに挟んで作り方談義

また別の生徒さんは自宅で焼いてこられた田舎ぱんを持ってこられて
お味見&意見交換

レッスンが終わったのが15時 今日も無事に終わってほっと安堵
とととっ 冷蔵庫を開けて びっくりぽん
本日のデザートが目の前にしっかりと鎮座

事の次第が飲み込めるまで何秒か 。。。。。
カステラに気を取られてというかカステラに目のないわたしが
すっかりみなさんにデザートをお出しするのを忘れてたんです

慌ててみなさんにお詫びのメールを
多分 いぇきっとメールを見ながらみなさん苦笑されたはず
五人分のデザートを前に 。。。。。 みなさんほんとにごめんなさいです 
2016-02-10 14:20 in | Comments (4) #

2016年2月8日 (Mon)

食ぱんのささやき



お食事ぱんの中でも最も手ごわい 食ぱん

材料は ナンブ小麦  アルカリイオン水 自然塩 ホシノ丹沢酵母のみ
一次発酵 20℃ 12時間から13時間  成型して 二次発酵100分〜120分
230℃で20〜25分焼成


材料は四品  作業工程は文字にしたらたったの二行
この10年毎週どれだけの本数を焼いてきたのか
喜んだり 凹んだり まだまだ先の長い道のりを一進一退の繰り返し

捏ねた生地を発酵器に入れ温度20℃をキープ
粉の湿気を確認して発酵時間の調節と型入れ時間を決める

焼きあがったぱんを冷ましたのち麻布とビニールに包んで五時間後


スライサーで好みの厚さにカット
この瞬間が一番緊張のピーク
毎回のことながらハラハラドキドキです


ここまできたらもう腹を括るしかないはずなのに
最後の最後まで足掻きっぱなし
自分でも可笑しいやら 嬉しいやらでぶつぶつひとりごと
それでも食ぱんのささやきが聞きたくて耳を澄ませる真夜中です
2016-02-08 13:27 in | Comments (6) #

2016年2月3日 (Wed)

足したり 引いたり



すぐに使うものの分別に用途に応じて使える便利な布袋

籠に入れてみたり引き出し用の整理箱を使ったり
色々試して落ち着いた我が家の収納法

総ての物を見える化を目標に

要る  要らない  の大別
使う  使わない  の大別

その中で除外したものは  いつか  という気持ち

暮らしの中に出来るだけプラスチック要素を入れたくない
籠が大好きだけど置き場所もないし埃も付けたくない  

その点 布袋は優等生 
吊るす 畳む ワンアクションでゴム手袋からおやつまで収納可能

幾度の失敗と反省の試行錯誤の日々
まだまだ潔さには遠く遠く 小さな暮らしの引き算です
2016-02-03 14:44 in | Comments (4) #

2016年1月31日 (Sun)

本日のレッスン



16回目のレッスンの生徒さんが焼かれた オニオンベーコンスパイシーブレッド


10回目のレッスンの生徒さんが焼かれた バターロール


5回目のレッスンの生徒さんが焼かれた 食ぱん

それぞれの生徒さんが焼かれたぱんたちのお披露目です

ナンブコムギ アルカリイオン水 自然塩 ホシノ丹沢天然酵母
基本の白生地からスタートのレッスン6回 
リーンな生地をしっかりマスターしていただき
その後リッチなぱんのレッスンのスタート

全粒粉 ライ麦の入ったお食事ぱんやおやつぱんなど
全員同じ生地で成型が違ったり
おのおのまったく違った生地のぱん作りだったり
各自のレベルに合わせてのレッスン風景 とても賑やかです

前日の仕込みからおおよそ12時間
それぞれ生地の発酵温度が違うので3台の恒温器はフル活動

真夜中に設定温度が下がってしまうこともあるので
レッスン開始時間までにベストな発酵状態にしておくことが最重要課題
寝ている子供の布団を直すような気持ちで夜中の見回り
さながら用務員さんの心持

ちょうどいい発酵目安に持っていくには器械ばかり頼るのではなく
あくまでも室温と湿度と目視で加減
そんな緊張感が暮らしに溶け込んで生徒さんたちの笑顔に癒される日々

本日のランチメニュー
長いものグラタン
根菜と豆乳の味噌スープ
カラメルパイナップルのマスカルポーネソースのデザート
試食の田舎ぱん

みなさんご自分が焼かれたぱんをカメラに収め
緊張も少し緩み始めた午後 
ぱん作りから脱線してコーヒータイム

ぱんが焼きあがるまでの時間に捏ねていただいた生地を
ご自宅に持ち帰っていただき復習を 。。。。。頑張っていただいてます

今頃どんな面持ちでぱん生地と格闘されていられるのか
おひとりおひとりのお顔を思い描きながらわたしの1日も終わりました
2016-01-31 23:52 in | Comments (4) #

2016年1月27日 (Wed)

ハックマンのケトル



かれこれ25年程前手に入れた古いケトル

その頃はどこの国の物なのか 
どこのメーカーの物なのかもわからずに
佇まいに一目ぼれしてしまった

近年になって今では製造していない
デンマーク ハックマン社のものだと教えていただいた

1.5リットル用でたっぷりお水を入れると少々重く
普段の暮らしに沢山のお湯を沸かすことも少なくなったので
今では物置の奥にひっそりと鎮座
時々取り出しコロンとした形に見惚れてます

最近は北欧スタイルが流行で
何から何までデザインそれたものが多くなってきたけれど
やはり気に入ったものだけを暮らしの中に取り入れたほうが
我が家にはしっくりと馴染む気がする

少々くたびれて取っ手も年代を重ねたけれど
どうしても手放せないもの 見ているだけでほっこりしてくるもの
物には思い出という歴史が刻まれて暮らしに溶け込んでくる

またこのケトルがほかほか湯気を立てて
みんなで楽しいお茶の時間を持てるように
時々取り出して磨かかなくてはです
2016-01-27 22:39 in | Comments (6) #

2016年1月24日 (Sun)

豆ぱん



和三盆を使った和菓子用のお豆をぱん生地に巻き込んだ食ぱん
お豆の甘さも控えめながらぱん生地も出来るだけシンプルに
食ぱん型は油脂を塗らなくていい剥離型使用なので
生地とお豆の味がストレートに味わえるおやつぱん

ぱん屋時代にお客様から歯が悪くてもこのぱんは食べられるので嬉しいですと
喜んでいただいた事を思い出しては作ります

ゆっくり時間をかけて煮込んだひよこ豆だったりいんげん豆だったり
その時々で入れるお豆は違うけれど
ほっこり優しい豆ぱんは作るたびに心まで温かくなれるような気がします


先日の日高の雪景色
雪国育ちには驚く光景ではないですが風が強かったので道路はアイスバーン
車が立ち往生したり 道幅が狭かったり大騒ぎでした

23日の土曜から雪予報の埼玉地方
雪道に不慣れな生徒さんに何かがあったら大変と急遽お教室をお休み
にもかかわらず朝からぴかぴかの陽が差すお天気日和
レッスン日が日延べになってしまった皆さまごめんなさいです

気を取り直して 。。。。 来週は楽しんでいただけますよう
酵母さんのご機嫌伺い頑張ります
2016-01-24 16:31 in | Comments (4) #

2016年1月21日 (Thu)

彩り野菜



日高の無農薬野菜たち
ざくざく簡単にカットしてポリ袋に入れ岩塩とオリーブオイルを加えて
シャカシャカ シャカシャカ もみ込んで10分ほど放置
Ovenの天板にざっくり広げて 180℃ 20分
ほっこりほどよく焼けた野菜たちです

そのまま食べても美味しいけれど
温めためんつゆに赤唐辛子を入れて漬け込めば常備菜に
そこにお酢を加えれば彩りの綺麗な和風マリネに
小麦粉とカレー粉を炒めたルーに入れれば野菜カレーの出来上がり

バルサミコソースをかけたり  豆乳胡麻たれと合えたり
味噌マヨネーズ+豆板醤ソース どんぶりにしてランチに
お野菜の力は無限です


本日の粉粉ぱんはごまのイングリッシュマフィン
スライスして焼いた彩り野菜をたっぷり挟んだランチもおすすめ
暖かな陽射しに誘われて 。。。。。 長閑なひだまりの午後でした
2016-01-21 00:15 in | Comments (3) #

2016年1月18日 (Mon)

幸せの度合い



「墨に親しみ 墨になじみ 墨をたよりにし 墨に誘われ 操られ 惑わされ
裏切られ また墨に救われているうちにわたしは老いた
だが まだ墨との付き合いは終わらない」
103歳 書家であり美術家 篠田桃紅氏の著書に綴られた言葉です

医師の日野原重明氏との対談で
わたしには謙虚さというものがないと桃紅氏は語った
なぜなら 
気に入らない自分の作品をみて 
自分はもっと素晴らしい作品が書けるはずだ
わたしの墨線はもっと力強いはずだといつも思い続けてしまうからだと

日本人の美徳とも受け取れる 「謙虚」という言葉
桃紅氏は自分を奮い立たせるための原動力として
「謙虚」という言葉を使っておられた

ただひたすら自分なりの生き方を貫き続けた桃紅氏の作品から
観る者の心を捉えて離さない生への躍動感が伝わってくる
「幸せの度合いは自分の心が決める」
103歳になっても衰えることのない情熱と墨との葛藤

103歳になって分かったこと 。。。。 1+1が10になる生き方
篠原桃紅氏の生き様に学ぶこと
生き方を問われる一冊との出会いでした

サッカーの五郎丸選手はテレビのインタビューで
「日々の努力が 夢への近道」と後輩に贈る言葉を述べました

スケートの羽生結弦選手は
「常に 自分を超えろと思ってます」と語った

一流と呼ばれる人たちはみな努力の人たち
日本人は世界に誇れる素晴らしい努力民族
次の世代に残せる宝物
陽の当たらないところでも花は咲く事を教えてくれているのですね
2016-01-18 00:50 in | Comments (2) #

2016年1月14日 (Thu)

ずっと好きな物



三代目の生姜専用のアルミのおろし金です
何ともレトロな感じがお気に入り
我が家のキッチンで毎日のように大活躍
この形  この佇まい  
プラスチックの物には絶対出せない風格
10年程使っておろし目が詰まってしまったら買い替え時
30年迷うことなく同じものを使い続けてます
ずっと変わらず好きな物 980円也です


新潟の生徒さんから贈っていただいたアレンジメント
添えてくださった気遣いのお手紙

沢山の物を手放して沢山のご縁をいただいた
歩いていく道すがら平坦な道ばかりではないけれど
幸せの価値観は人それぞれ
自分で選んで自分で歩く
小さな暮らしを大切に思えるぱん作り人であり続けたい
いただいたお手紙には
ぬくぬく陽だまりの温かさまで添えられていました
2016-01-14 00:57 in | Comments (2) #

2016年1月11日 (Mon)

物語



断捨離提唱一人者 やましたひでこ氏の著書の抜粋から

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断捨離とは ヨガの 「断行」「捨行」「離行」の頭文字をとった言葉です
執着を手放すための三つの「行」を片づけという手法に落とし込んだものです
つまり 片づけを通して自分の執着を見つめなおし 
手放していくことを「日常の行」としてやってみませんかという提案です
実際 ほとんどの人は過剰にモノをもちすぎており 
まずはそれらを手放すことが断捨離における "通過儀礼" でもあります
ところが一方で あるジレンマが生まれるようになりました
「捨てる」 ことに執着する人が多くなってきたのです
とにかく捨てて モノを少なくすればいいという考え方です
「モノが捨てられない」と悩んでいると思ったら
今度は「モノを捨てなくちゃ」と悩み始める
モノに執着するか 行動に執着するかの違いで
どちらも執着していることに変わりはありません
それぞれのお気に入りたちには物語があります
だだどんな物語であってもひもといていくと自分自身が見えてくる
これぞモノを通じて自分を知る「断捨離」の醍醐味です
**********************************

モノを通して自分を知る  なるほどなるほどです
 

我が家に仲間入りをした物たちにも
わたしの知らない物語があるとしたら なんだかわくわく

断捨離 。。。。。 多分わたしの一生の宿題のような気がします 


今週の粉粉ぱんは ご褒美おやつのレーズンアーモンドぱん
たっぷりのレーズンが弾けるように乗っかってます
美味しいのですが 体重にはとても危険な粉粉ぱんです
2016-01-11 00:29 in | Comments (2) #

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