2008年2月17日 (Sun)

蕎麦打ちオフ会



実るほど頭を垂れる稲穂かな・・・・そんな言葉が今はもう死語になってしまったと昨日は感じて凹んでました。
人の上に立ちお金を戴いて技術を指導する立場の年配の方の心無い言動を目のあたりにしてショックとも悲しみとも怒りともつかない複雑な思いに我ながら自分の心を持て余し、それを指摘も出来ず見てみぬ振りをしてしまった自分にも憤りを感じ心がズキズキと音を立てて壊れてしまいそう、そしてそんなことを言葉にも文字にも出来ない自分がとても情けなく思った。

それでも一夜明けた今日、ネットでお友達になった「一風さん」から蕎麦打ちオフ会のお誘いを受けていたので重い心を引きずったまま会場である一風さんの自宅のある新潟県加茂市に向かった。
自称方向音痴のわたしは前もって一風さんから自宅の地図を戴き、念には念をとカーナビにも住所を登録して11時の約束時間に遅れないようにと1時間あれば充分のところを二時間前に出発。
道路が空いていたので50分で目的地付近まで支障なく着いたもののそこから先30分予測したとおりに迷子~笑
仕方がないので一風さんのところに電話を入れて迎えに出ていただくという事態に・・・・奥様~お世話になりました ペコリ
総勢15人、8家族がすんごく大きなリビングに我が家のような顔をして寛いでいる様にあっけにとられて心の重荷がす~と消えていく気がした。
八割蕎麦 十割そば 自然薯入りそば ふのり入りそばと次から次と本職顔負けの蕎麦打ち、傍で一風さんは手際よく大きな鍋で茹でていく。
つるつるツルツルつるつるみんなで歓声を上げながら試食タイム、テーブルには所狭しと心づくしのお料理の数々とお酒が並ぶ。
いつしかわたしも住人の気分になって蕎麦を打つ人が変わるたびに味も変わっていくのを楽しんだ。
美味しい蕎麦と会話を楽しんでいるうちに時間は五時を過ぎ心残りながら帰路につく。
帰りの道々は心も軽く行く時と帰る時のわたしはまるで別人。
温かいオフ会の皆さんと一風さんご夫妻の笑顔に触れて心の狭いわが身を反省・・・・帰りは道にも迷わずに帰れてバンザイ♪
今夜は心が温かい お腹も満腹~人間同士、どんなに小さな呟きにでも耳を傾けられる人間でありたい、蕎麦打ちオフ会で元気をいっぱい戴いた。
一風さ~ん また是非お声賭けくださいね♪ 

2008-02-17 23:42 in | Comments (12) #

2008年2月15日 (Fri)

飛梅




ネットでお友達になった「風さん」が掲示板に貼ってくださった京都北野天満宮の飛梅の画像とさだまさしさんの詩ですがとても素敵で胸がキュンと痛みました。
画像はまだ風さんの許可はいただいて居りませんがみなさんに見て欲しくて事後承諾ということで・・・風さんごめんなさい お借りいたします♪

   飛梅     作詞/作曲 さだまさし

     心字池にかかる 三つの赤い橋は
     一つ目が過去で 二つ目が現在
     三つ目の橋で君が 転びそうになった時
     初めて君の手に触れた 僕の指
     手を合わせた後で 君は御籤を引いて
     大吉が出る迄と も一度引き直したね
     登り詰めたらあとは 下るしかないと
     下るしかないと気付かなかった
     天神様の細道

     裏庭を抜けて お石の茶屋へ寄って
     君がひとつ 僕が半分 梅ヶ枝餅を食べた
     来年も二人で 来れるといいのにねと
     僕の声に君は 答えられなかった
     時間という樹の想い出という落葉を
     拾い集めるのに夢中だったね君
     あなたがもしも 遠くへ行ってしまったら
     私も一夜で飛んでゆくと云った
     忘れたのかい 飛梅

     或の日と同じ様に 今 鳩が舞う
     東風吹けば 東風吹かば君は
     何処かで想いおこしてくれるだろうか
     大宰府は春 いずれにしても春    


飛梅伝説素敵でしょう この 「さだまさし」さんの詩もいいですよね    風                   
2008-02-15 13:02 in | Comments (6) #

2008年2月12日 (Tue)

ステンドグラスの灯りたち



ステンドグラスの魅力に見せられて25年、先生の工房で作り続けてきたランプたちの灯りは作った先からお嫁入り。
手元に残ったものは10個にも満たない数しかないけれどひとつひとつに思いが残るものばかり。

ガラスのカットはガラスカッターとグラインダーを使って型から型紙を起こし一枚一枚カットしてハンダもしくは鉛で止める。
時間のかかる地道な作業でわたしの場合ゆっくりゆっくりの製作だったので1個作るのに1年もかかることが多かった(本当は時間のかかりすぎ 笑)

今製作途中のものは最初で最後の大物? ドアにはめ込むパネル。
これが最後のステンドグラスの製作になるかもしれないと思うとちょっぴり感傷的。
その製作途中の画像はまた後で~という事にして今夜は灯りの下で読書タイム。
我ながら25年間よく作り続けたものだと一人感心しつつ、今年はいろんな意味で人生岐路に立つ、これからの人生をいい意味でリセット出来たらいいなぁなんて思う。
2008-02-12 00:32 in | Comments (8) #

2008年2月5日 (Tue)

お茶の時間




人という文字は支えあうという意味があると知った。
人の好意の一方通行は無いということを知った。
友達だから何があっても信じ続けるということを知った。
いまさらそんなこと当たり前でしょうと云われるかも知れないけれど毎日の忙しい暮らしの中でついつい忘れてしまいがちな「ありがとう」と「ごめんなさい」。
そんな小さな呟きでもちゃんと云える人になりたいなって思います。
「人を悲しませる真実は言わない」と「言い訳の前に誤ること」勉強や塾が嫌いなわたしはよく仮病を使って休んだりした、けれど父は勉強しなくても決して怒らなかったが嘘をつくと猛烈に怒った。
だけど大人になって「嘘」と「思いやり」は背中合わせだと思う。
相手を思いやる心があればその心を和ませてあげたいと思う小さな嘘なら天国の父は笑って許してくれるかしら。
更年期で笑顔を忘れた友人、息子さんの会社が倒産して住宅ローンの返済に大変そうな友人、認知症の両親を抱えて頑張っている友人。
そんな友人達に掛ける言葉が見つからないけれど「わたし凹んでいるから話を聞いてね 一緒にお茶のもうよぉ」とメールをする。
たった一杯のお茶だけれど友達と飲むお茶は甘かったり苦かったり涙の味がしたり・・・・来てくれてありがとう わたしの嘘を見抜いていても笑ってくれる友達っていいなっ。


2008-02-05 23:54 in | Comments (8) #

2008年2月4日 (Mon)

もの探し



最近、いっつも何か探し物をしてま~す 笑
携帯電話がない~眼鏡がない~獣医さんの診察券がな~いと自分でも呆れてます。
たいがい携帯電話は本の間に発見~眼鏡は自分の頭の上に、獣医さんの診察券は獣医さんの所に置きっぱなしなんです トホホ。

最近ゆっくりテレビを見ていません・・・・でわたしの情報源はこのラジオ。
現代風のすべてオートではなく、スイッチはつまみを回して、チャンネルも全部つまみをあわせて使います。
量販店に行けば簡単で値段の安いラジオが買えちゃいますがこのなんでもない普~通の手作業ラジオがお気に入り♪
もちろんCDも使えないごくごく普~通のラジオが好き。
左側の中心にあるちっちゃなつまみを回すとくるくる回って設定してある局のところでピタリと止まるのを見ているだけでも楽しい。
テレビで目を疲れさせるより、ラジオの魅力は筆舌には形容できない。
ラジオと友達・・・・ながら聞きの知識も新聞やテレビには真似の出来ない良いとこどり。
耳で聞くって記憶の中に残るものなんですね
2008-02-04 01:19 in | Comments (0) #

2008年2月1日 (Fri)

友人とランチ




昨日は凹んだ気持ちを奮い立たせて~友人のランチのお誘いに出かけてきました。
ごくごく普通~の町屋レストラン、古い建物ながら椅子掛けられていたのは着物の帯、椅子カバーも絹ちりめんという目にも鮮やか。

普段シンプル且つそっけないくらいの色との暮らしをしているわたしには少々派~手な室内にちょっと戸惑い気味。

前菜のサラダに蕪のクリームスープ、メインはホタテのソティ、友人はお肉、デザートはシャーベットに飾ってあった林檎のタルトタタンをリクエスト。
それぞれに美味しかったけれど・・・・「焼きたての自家製パンです」と出されたパンは焼きたてとは程遠く温めなおして出されたもの、デザートのタルトタタンは少々焼きすぎで苦かった~自称グルメ???と名乗っている意地悪な三人にあってはお店も大変だぁ 笑

食い意地の張っているわたしめときたら・・・・食べるのを急ぐあまり写真を撮るのを忘れがち、友人から「写真 写真」と何度も云われてしまう始末。
室内が少し暗くって急いで撮った写真はお気に召すまま~どころかお気に召さない写真ばかり。

でもでも凹んでいた気持ちは友人達のお陰で気分は青空~いつも元気をありがとう♪
来月はいつものマクロのお店でランチしましょうね。
2008-02-01 23:54 in | Comments (2) #

2008年1月30日 (Wed)

灯り




頑張れば頑張るほど空回りすることってあるんですね。
どんなに一生懸命生きていたって相手に心が伝わらないことってあるんですね。
生きていたらいいこともあるさ~友人のそんな言葉に勇気付けられても一人になるとまた凹む。
仕事のこと 家族のこと これからの暮らしのこと~考えたら難問が山のように押し寄せてきそう。

そんな凹んだ夜はもう何~にも考えないで暖かな灯りの横で静かに楽しい音楽を聴きながら過ごすのも悪くないなって気持ちを切り替えてみるとなんだか心が軽くなる。
毎日雨ばかりではないし 曇りの空ばかりではない~
子供の頃窓辺に吊るした「てるてる坊主」また作ってみたいなぁなんてたわいもないことを思ったり、ずいぶん長く逢っていない友人に手紙を書いてみようかな、手元はガリガリとコーヒー豆を挽く。

ステンドグラスの灯りは疲れた心をゆっくり癒してくれる・・・・よくよ~くみるとこのランプを作ったときには気が付かなかったハンダの歪みが気になってくる。

明日天気になぁ~れ 明日元気になぁ~れ♪

2008-01-30 23:50 in | Comments (6) #

2008年1月27日 (Sun)

母の糠床



子供の頃嫌いだったもの~ジャガイモの味噌汁、納豆、糠漬け。
なのにわたしが母から言い付かった仕事は毎朝樽の糠床をかき混ぜる事。
嫌だということをさも嬉しそうに言いつける母に反抗して糠をかき混ぜることを忘れた振りをすると決まって「けいは何故約束したことをやらない そんな子はお母さんの子ではない」と雷が落ちた。
それが辛くって毎朝学校に行く前に糠床をかきまぜるのだけれど・・・どんなに手を綺麗に洗っても糠の匂いは消えてはくれない。
糠床をかき混ぜるのが嫌なのではなくて、学校で友達に「けいの手ってなんか匂うよ」といわれるのが悲しかっただけなのに母にはそれが云えなかった。

その母の糠床はいまわたしのキッチンで大きな顔をして毎日の食卓に大根~人参~きゅうりなどなどをしっかり漬け込んで優しい漬物に変身させてくれる。
玄米ご飯に野菜たっぷりのお味噌汁に糠漬け、母が好きだった朝食の献立はいまはわたしの大好きな朝ごはん。
どんなに食欲のない朝でも梅干1個入れたお番茶に糠漬けは美味しい母の味。

先日雑貨屋さんで見つけた琺瑯の小さなクッキー缶、中蓋がついていて使い勝手がよさそう~さっそく瓶の糠床を移し変えてキッチンの隅に置いてみる。
母の糠床、玄米を精米して出る米糠を継ぎ足して継ぎ足していまはわたしの宝物。
キーボードを打つ手を時々鼻に近づけると・・・糠床の匂いがしっかりついて幸せな気持ちになれる。
子供の頃、なんでこの匂いが嫌いだったのか時々そんなことを思い出しては一人で苦笑。
年とともに味覚は変わってジャガイモ、納豆、糠漬け大好き人間に大変身♪
好き嫌いのない子に育ててくれた母に感謝 感謝。
約束守らないとお母さんに叱られるよ~いまは大きな顔して姪に説教している 笑

2008-01-27 23:15 in | Comments (6) #

2008年1月21日 (Mon)

いらっしゃい♪



玄関のチャイムがピ~ポ~ンと鳴るといらっしゃい♪お友達の顔が出現。
いらっしゃい=新潟弁では ようきたねぇ まずはあがってあがってとなります。
そしてまずはお茶を一杯となるのですが、子供の頃一杯茶は仏様だけと祖母に教えられて育ちましたので二杯目、三杯目を注ぐことになるのですがそのたびに、ささ 茶碗のお茶を空けて~というもの大変失礼なもの。
そこでちっちゃな急須と茶器とありあわせのおやつをトレーに乗せて「お好きな濃さのお茶をどうぞ」とお出しすることにしている。

コーヒーだったりお紅茶だったりお番茶や日本茶だったりそのときそのとき相手の好きなお茶をセレクトしてトレーと器を変えるだけで話が弾む。
特別なおやつがなくったって、高級な茶葉でなくったって来てくれて嬉しい♪の気持ちは絶対に絶対に伝わると思うから我が家の「いらっしゃい」は「また来てね」のおもてなし。

時にはキッチンのお鍋の蓋を開けて保温鍋で煮込んだ「大根と烏賊の煮物」が丼で登場することも 笑
おもてなしの心は温かいが一番・・・・お掃除が手抜きでもやりかけの仕事が少々溜まっていても全~然お構いなし、終わりよければ総てよし(たんなるオサボリです)。

お茶にしましょうよぉ~で友人が薦めてくれた熱湯茶です。(熱湯で入れても可なんです) 
2008-01-21 13:42 in | Comments (2) #

2008年1月17日 (Thu)

お気に入りの器



器大好き♪とくに土物に心が惹かれます。
でも作家ものや高いものには手が出ませんが最近はお値段も手ごろで素敵なものが沢山~雪国の冬に外から帰って温かいほうじ茶や番茶をお気に入りの器で飲むと心までぽかぽか暖かくなれる気がします。

好きなポット 好きなマグカップ 好きな飯器 そそっかしいわたしはお気に入りの器だけは洗ったらこの竹の籠に入れて麻の布巾でキュツキュツと磨いて片付けます。

間隙が入っても茶渋で染まっても漂白剤に漬けるなんてこととってもとっても恐くって出来ませ~ん。
最近エコで売っている柔らかい水だけで汚れが落ちるというアクリルネットで優しく洗ってあげるとそれだけで綺麗~
それでも時には欠けちゃうこともありますがそれはそれでまた味があると思い捨てられません。

好きな器を大切に使いたいので食器棚の中は6割しか入れないように器と器の隙間を開けるように心がけています♪

2008-01-17 11:09 in | Comments (4) #

Page 131/134: « 126 127 128 129 130 131 132 133 134 »