2018年6月24日 (Sun)

月下美人



昨年に続き今年もご近所の方からお誘いを受けて見せていただいた開花の瞬間

たった一夜のためだけに一年の間懸命に命を繋ぐ花

昨夜の午後九時開花をはじめ一時間かけて大輪となった

人間のように競うこともなく人の弱みに付け込むこともなく

ただ己の命を輝かすために咲き

潔く散っていった

世知辛い世の中の醜さも妬みも嫉妬とも無縁の世界

人間としての己の弱さを恥ずかしく

翌朝の残像にありがとうの想いで手にした花弁

人は何のために生きるのか

人はどんな思いの中に身を置けばいいのか

真摯に生きることの大切さを教えられた気がします
2018-06-24 14:42 in | Comments (4) #

2018年6月20日 (Wed)

赤い宝石



新潟の生徒さんから赤い宝石「佐藤錦」の贈り物

祖母と母の故郷、新潟県新発田市五十公野産 

毎年この時期になると送ってくださる

どこで暮らしていても幾つになっても

生まれ育った故郷の味はいつも優しく心を包んでくれる

祖母は次女だったので生家を離れたものの

わたしたち孫を連れていつも姉の住む五十公野へ連れて行ってくれた

近くの小川を台所の中に引き

スイカ 茄子 キュウリ トマトを浸けて冷やしたものがおやつ替わり

焼き味噌をつけたたお結びやトウモロコシを囲炉裏で焼くのも楽しみのひとつ 

裏の山には松茸狩りに

自然の中での子供遊びの記憶は大切な宝物

サクランボひとつ摘まんで童心に帰る

いつもお気遣いありがとうございます
2018-06-20 15:13 in | Comments (2) #

2018年6月17日 (Sun)

愛おしいもの



わが家でも古株のバターケース

プラスチック製で450gのバターがすっぽり入る大きさ

大好きとも愛用品ともまた違ったもっと思い入れの深い気持ち

一口には言い表せないもの

たぶんわたしの中で「愛おしい」存在なのだと思う

古びても 壊れても 汚れても

きっと何らかの修理を施して使い続けたい物たちとの暮らし

それらは決して間に合わせに手にしたものではなく

かといって深い考えで手にしたものでもないけれど

新参者を脅かすものでもなく一週間見向きもされなくても

共に暮らす年月を重ねて

時間と共に愛おしいものとなって

冷蔵庫の片隅で出番を待ちながら鎮座

目にするたびに愛おしさが増していくような気がします
2018-06-17 14:47 in | Comments (2) #

2018年6月13日 (Wed)

暮らしに寄り添うもの



製造年によって持ち手が違っていた左のDハンドルと右のOハンドル

15年共に暮らしてきたアラビアRuijaビンテージモーニングカップ

350mlと大きめなので主にスープカップとして使用

Oハンドルカップを先日持ち手をエレクターの角に衝突させてしまい使用不可に

ネットでどこを探しても小さめのコーヒーカップはあるものの

モーニングカップの同じものが見つからず

北欧ショップを営む友人に依頼してフィンランドから送っていただいた

Dハンドルに比べてOハンドルは持ち手が安定せずに

沢山のスープを入れると片手を添えなければならなかったけれど

共に寄り添って暮らした愛着品

この度家族の仲間入りをしたのはDハンドルカップ

これでやっと片手で安心して使用できます

形のあるものはいつか壊れるかもしれないけれど

たとえカップ一個でも

ゆっくりゆっくり時間を掛けて出会いを待つ

暮らしに寄り添ってくれる大切な物探し時間です
2018-06-13 09:49 in | Comments (7) #

2018年6月10日 (Sun)

紫陽花の花



6月の雨の季節が一番美しい紫陽花

昔 秩父セメント会社が列車でセメントを運ぶのに使っていた道を整備して

今は地域の皆さんの「ぽっぽ道」と名付けられて親しまれている散歩道

朝夕子供たちの通学路で賑わい

道々には地域のポランティアの方々が色とりどりの花を植えてくださり

我が家のちょうど裏手にあるので朝夕愉しみにお散歩

梅雨に入り雨模様の今日も紫陽花を見たくて歩く

紫陽花に見惚れていても車は通行禁止なので安心な道

顔なじみのご近所さんも今日も元気そう

大輪の紫陽花に朝からご機嫌をいただきました


昨日のレッスン 生徒さん作のクリームぱん

カスタードクリーム作りの最後にバターをひとかけ魔法のおまじない

しっとり優しいクリームをたっぷり包み込んで。。。。。

包みすぎてクリームが生地からはみ出してるぱんもありますが

わいわい楽しい1日でした
2018-06-10 09:57 in | Comments (8) #

2018年6月6日 (Wed)

真夜中のチョコクリーム



ぱんレッスンのチョココロネに使用するチョコクリーム作り

材料はいたってシンプル

無塩バター 
薄力粉 
低温殺菌牛乳 
バンホーデンココア 
オーガニックグラニュー糖

とろ火にかけて30~40分

ゆっくりゆっくりかき混ぜながら焦がさないように練り煮

固すぎても柔らかすぎてもいけないので

この間はよそ見をしないでひたすらお鍋とにらめっこ

マクロビォティック式では

バターをココナッツオイルに牛乳は豆乳に置き換えて作る

ハードルを上げないためと材料入手を身近なものにするために

生徒さんたちにお好きな方を選んでいただく

大人も子供も大好きなチョココロネ

詰める具もポテトサラダだったりお惣菜だったりアレンジは自由自在

真夜中の雨音を聞きながら明日も楽しい日でありますように

2018-06-06 09:46 in | Comments (2) #

2018年6月3日 (Sun)

日高野菜



黄色と緑のズッキーニ キノコ 紫玉ねぎ パプリカ ミニトマト ベーコン

総ての野菜をサイコロ状に切りそろえ

180℃のオーブンで40分ゆっくりグリル

味付けはオリーブオイルと塩、コショウのみ

野菜の持ち味を生かし余分なものは一切不要

12時間発酵した生地に半日寝かせたグリル野菜をたっぷり乗せ

33℃のホイロで60分の二次発酵

180℃のオーブンで15分こんがり焼き色を付けた日高野菜ぱん

シンプルな生地に向くお食事ぱんです

地元でこの時期にしか収穫されない旬の野菜は

同じものを別の季節に作っても気のせいかなんとなくよそよそしい

サイボクハムのベーコンも一度湯通ししてあるので

お野菜たちとも相性がよくバランスを保ってくれる役割

暑くなるこれからを乗り切るひと工夫

日高はお野菜たちの競演の季節です
2018-06-03 21:20 in | Comments (2) #

2018年5月30日 (Wed)

マーナーキッチンスポンジ



10年来定番のキッチンスポンジ

今まで派手色なものが多かったのにこの度グレーが新登場

消耗品なのでまとめ買い


このスポンジのいいところは吸盤付きなので

水切りがとても良く場所も取らないところがお気に入り


こんな風に色わけしてシンク掃除用と食器洗い用に

傍からは出来るだけ見えにくい場所に張り付けておく

洗剤も表には出さずシンク前に埋め込み式

一日の終わりに

銅製のシンクゴミ受け 銅製排水溝トラップ 

全部外して重曹クリームでごしごし洗い

排水溝にはクエン酸水をスプレー

この一連の作業時間三分ほど

洗ったものはフックに吊るして朝まで乾かす

銅製はぬめりが付きにくいといわれるけれど

清潔に保つには乾かすという作業が一番ラクチン

使った食器  水切りかご なんでも朝までしまわずに乾かす

雑菌の温床になりやすい雑巾も我が家にはありません

スコッティの洗えるキッチンペーパー

食器を拭き  その後洗って台拭きに 最後はゴミ箱や床を拭いて

一日の職務を全うしてくれます

全てのことが完璧でなくても出来る範囲の家事仕事

一日20分のお掃除計画です
2018-05-30 15:31 in | Comments (2) #

2018年5月27日 (Sun)

完熟マンゴー



今週の美しい贈り物  

普通の三倍はあろうかと思える宮崎産完熟マンゴー

とてもすぐに冷蔵庫で冷やしていただくというより

ずっと飾って眺めていたくなるような美しさ

「完熟ですからすぐにお召し上がりください」

添えられたメッセージカードに我に返りました

お味は 。。。。 うっとりため息 ご想像ください。


今日の作り置き朝食ぱんはチャパタ

オリーブオイルと仕込み水合わせて67%と高加水ぱん

分割して手に持った途端の瞬時の型作り

なかなか手ごわいぱんですがしっとり美味しい焼き上がり

薄さを半分にカットしてお惣菜を挟んでいたただくお食事ぱん

生地が甘くないのでなんでもサンドできる懐の深いぱんです
2018-05-27 15:42 in | Comments (2) #

2018年5月23日 (Wed)

胡麻畑



若いご夫婦が栽培されている胡麻畑

娘の華がお世話になっている動物病院前の土地

去年までコスモス畑だったのでトリミングの行き帰りの散歩道

どんな景色に変わっていくのかとても楽しみです

車で10分ほどの飯能市の宮沢湖に近々完成する「ムーミンの谷」

静かな近郊が沢山の人たちで賑わうことになる

嬉しい反面戸惑いも

日高は農家さんが多く使っていない土地もあちらこちらに

そこを借りて家庭菜園されているご家庭も多い

都会の喧騒から離れたところに

若い世代の人たちが夢を育てている

その土地土地が発展していくのは嬉しいけれど

静かな暮らしが代償になっていくのも仕方のないこと

胡麻畑から夢のお福分け

ぬくぬく温かい気持ちもいただきました
2018-05-23 15:38 in | Comments (2) #

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