2022 11月 30日

 合併浄化槽なるもの

 
前の記事に書いたとおり、
わが家を建てた2004年当時、まだ町内に下水道が完備されていなかったので
7人槽合併浄化槽を100諭吉くらいで設置しました、と。(外構費は別)
 
2007年に下水道が完備されて3年間は、合併浄化槽から下水道に切り替える場合
市から助成金の交付もあったのですが.... 完全無視。
面倒くせーっーの。
 

わが家は駐車場の下に合併浄化槽が埋まってるのでありんす。
3つのマンホール蓋が邪魔ですね、、、、 この蓋は樹脂製で耐加重が500kgなので
車のタイヤが乗り上げると、運が悪ければ割れます(笑)
 
でだ、
2007年まで町内に下水道が完備されていなかったっ-事は、ご近所様はそもそも汲み取り便所
だったわけで、バキュームカーが近所に停まった時には
「家中がアッパ臭くなるから、みんな家の窓を閉めろー」 な~んて昭和な生活環境だったのですが
現在は、わが家を除いてほぼ下水道になっちょりますがな。
 
そうなると
合併浄化槽も日頃の管理が悪いと、特に夏場は臭いがしたり蚊が発生したりするので
それなりにご近所様に気をつかうのでありんす。
 
で、
2ヶ月毎-清掃会社の保守点検
 年1回-浄化槽内の全清掃
 年1回-11条法定の水質検査

にて、年間の管理維持費用=62,180円を支払っております。(真面目だろ)
※手抜き管理すればいくらでも安くできます...
 
そう考えると早いこと下水道にしてしまった方がいいのかもしれません。
でも、今の水道料金が倍近くなって、地震被害で下水道設備に不具合が出たり....と考えると
どっちもどっちなのですが。
 
他の悩ましい理由を少し詳細に説明すると
 


駐車場の下に埋まってる7人槽合併浄化槽 (設置当時)
耐用年数が20~30年とも言われますが、筐体に関しては地震や地盤沈下など想定外の事がない限り
40~50年は大丈夫ではないか、と。
 
①下水道に切り替えるには→金がかかる
②工事するには駐車場を壊す必要がある→金がかかる

そ~言えば、家を建てる打ち合わせの時に一条工務店の営業は
「近い将来、下水道が完備されても簡単に公共枡に切替え出来るようにしておきますよ!」
などと適当な事を言うちょりましたっけ。
ま、念のため駐車場はカーポートなしで、野ざらし駐車にしたままなのですがね。
 


③不要となった合併浄化槽の処分&金がかかる
とは言え、合併浄化槽を撤収しないで、埋め殺しが一般的なのでありんすが。
つまり、装置や部材を残したまま、浄化槽に砂を詰め込んで地中に埋めてしまうのです。
これなら安上がりで済みます。
が、将来
家を売却(更地にした場合も)の時点で、合併浄化槽は掘り出して処分しなければなりません。
不要なものを地中にそのまま放置するということは、不法投棄なのですから・・・・
もっともオイラが死んだあとの話なのですがねぇ。
 
④駐車場を作り直す必要がある→金がかかる
 
 
てなわけで結局
いくらぐらい費用がかかるのか不明→ 見積りとってみようかと思ったのですがっ
 
 
 
そもそも水道事業は上下水道料金と設備維持管理とで採算が合わず赤字なのだよ。
 
ど田舎の事情もありますが、人口減少、家屋の老朽化、空き家増加、農業排水問題等
下水道普及が進まない(つか、それどころではない)のでありんす。
 
 
今年度から市の整備推進事業計画は
 集合住宅は下水、
 個別住宅は合併浄化槽
と、全戸下水道から方針が変わってきておるダニ。(笑)
 

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