2023 07月 19日

 一条工務店 計画換気の黒歴史

 
わが家も来年で築20年を迎えます。
で、色々と愚痴ろうぜ企画の第二弾。(そうだったのか 笑)
 
わが家は夢の家Ⅰなので、強制給気+強制排気の第1種機械換気システムですの。
今回はなんか邪神ちゃん入ってますの、ふっふ。
 
問題はこの強制給気なのですが、わが家は7箇所に設置されてます。
 

(画が遠いなッ、、 クリックで拡大してくれですの)
わが家は、天井から40㎝くらいの位置に給気ファンが7箇所設置されてます。
設置位置については、その土地の降水量や風の吹き方などを気象庁アメダス
年間天候データを元に『邸別換気解析プログラム』により一邸一邸確認済みとな。
大風呂敷広げてるわりに、あるべき位置にあるとしか思えないのだがッ、、
アメダス必要だったのか?
ちなみに計画換気量は、0.5回/時間以上なので
2時間ごとすべての部屋の空気が入れ替わる想定に違いありません。
 
ところが、この給気ファンはダクトレスで熱交換無しなので
(換気扇の逆バージョンみたいなモノ)
夏は暑い熱気を、冬は外の冷気をそのまま部屋に取り込むという
超スグレものだったのでありんす。
そのまま取り込むつっても、フィルターあるので虫とかは入ってきません。
ただし「PM2.5」が注目されはじめた2013年より前なので、埃や花粉をカット
するだけですがッ、、、(10ミクロンまで)
 


暖かい部屋に外の冷気を取り込めば、給気ファンカバーも結露するわな。
つか、ボタボタ水滴が落ちてきますのだ。(汗)
 
当時の一条工務店のウリは「I-HEAD工法」と「免震住宅」の2本柱でしたが
換気システムについては、第1種換気にこだわったとしても
換気方式まで深く考えていなかったのか建築コスト削減を優先したのか。
「I-HEAD工法」は優れた断熱性能により、夏は涼しく冬は暖かいを実現するものなので
ダクトレスで熱交換無し給気の採用は大失敗の黒歴史なのでありんした。
 


マニラで技術開発してる社員と展示場で話しをする機会がありまして
取り込む冷気を天井に逃がすカバーを考案しました、、、との事で。
その前には結露しないようフェルトで覆われたカバーも存在しましたがなッ
 
2006年に夢の家Ⅲが販売開始されると、ダクトレス熱交換タイプとなりました。
ダクトレスなので給気したその場で熱交換しましょ、って事ですね。
この当時、夢の家Ⅰ用に後付けでダクトレス熱交換タイプを開発しようという
グレーな噂(笑)はありましたが、夢の家Ⅲは家の本体価格に含まれるのに
夢の家Ⅰに無償提供は差別化だ、とか開発コストが、とか設置場所の問題、とか
グレーなまま頓挫したのでありんす。
 
現在のダクト式熱交換型換気システム(ダイキン製ロスガード)は
2011年夢の家Ⅳの登場からが標準となります。
ロスガードについてはダイキン製を一条が独占販売出来なくなった、とか
マックス㈱に変更してみたが大人の事情でパナソニック社と手を組んだ、とか
その後、色々あるわけですが興味ない(笑)
 
 
で、
現在のわが家ですが、もうだいぶ前から給気ファンはOFFってあります。
開口してるので、自然給気+機械排気の第3種換気システムですの。
ファンモーター(MAX社)も結露のせいか錆び錆びだし音もうるさいし
動かないモーターもあったりと、不在時に火災でもおきたら困りますから。
 
ちなみに、マックス㈱は部品定価の30%が顧客負担というルール?らしく
モーター代金は4,620円です。(重要な給気システム安っっす)
 
24h換気を止めると酸欠になる...という都市伝説もありますが
当時の夢の家Ⅰの性能は C値2.0c㎡/㎡以下、Q値1.9W/㎡K で当時の業界トップレベル。
わが家のC値1.40c㎡/㎡なんぞ、今ではスッカスカ状態なのでありんす。
 
 
 
ま、
前置きはこれくらいにして本題に入りますの。(前置き長げーよ 笑)
 
 
一条工務店も45周年という事で、おめでとう存じます。と言いたいところですが
公式サイトをみていたら
非熱交換型換気システムVS熱交換型換気システムの説明があってだな
 


(画が小さいなッ、、 クリックで拡大してくれですの)
 
 
快適さと健康面の視点から換気システムは「熱交換型」を選びましょう。
 

   は・はぁぁぁぁぁぁ?
 
 
よくもまぁ、いけしゃあしゃあと.....非熱交換型をディスってんじゃねー!ですの。
黒歴史を無かったことにするんじゃねー!!ですの。
夢の家Ⅰの施主を抹消するんじゃねー!!!ですの。
 
『油断したな一条よ。お前の寿命が尽きる時、それは今日!』ですの by 邪神ちゃんドロップキック
 


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