2017年12月31日 (Sun)

365日のしあわせ



今年も食ぱん作りに始まり食ぱん作りで終わります

ひとは抱えているものが多いと
それを無くすることの不安から必死で守ろうとする
根拠のない不確かな自信
手にしたものの価値

それが何かもわからないままに流されて
大切なものを見失いそうになって気がつくこと
目には見えているのに見ていなかったものの多さ

大切な人たちが教えてくれていた道しるべ
目の前にある小さな安らぎの大切さ
いま改めて思う年の瀬

「どんなに葉が風に揺れても幹がしっかりとしていたら大丈夫」
佐藤初音さんの言葉に勇気をいただいてます

ぱん生地に試されて
ぱん生地に癒されて
ぱん生地に慰められた365日

師匠がいつも言っておられたお言葉
「自分の都合でぱんを作るのではなく
ぱん生地に合わせて自分の都合を変えなさい」
耳にしていても真に心に届いていなかった

へこんだり 泣いたり 笑ったり 小さなわたしの足跡は
風に吹かれて消えていくけれど
両手に残っているぱん生地の温かなぬくもりは消えることはなかった
幸せなぱん作り人を夢見て一年を終わろうと思います

キッチン工房 粉粉に集ってくださいました沢山の笑顔
幸せな一年をありがとうございました
どうぞ良いお年をお迎えくださいますように
2017-12-31 09:50 in | Comments (4) #

2017年12月28日 (Thu)

年末のお買い物


年末の我が家の大惨事

毎日のように使っていた蒸篭が酷使に耐えかねて

底がすっぽり抜け落ちて使用不可に

これから年明けまで使用頻度も多いのに 。。。。。

大急ぎで代替え品探しにおおわらわ

三代目もやはり照宝の桧木の蒸篭

しっかりとした作りは見惚れてしまうほどどっしりとした風格蒸篭

お値段以上の働きをしてくれるキッチンの番頭さん

これで暫くはほかほかのお野菜やぱんを蒸すことが出来て一安心

壊れるときは連続するので

後は何事も起こりませんように 。。。。祈り

2017年もあと4日

今年もぱん作りに明け暮れた幸せ時間を振り返っています
2017-12-28 00:21 in | Comments (2) #

2017年12月24日 (Sun)

4度目の冬



新潟から日高に転居して4年目の12月

師走とも思えないほどのんびりゆっくりの土地柄

寒いけれど陽の射す午後は出来るだけ歩いて用を足す

ときどき立ち止まって空を見上げると

雲ひとつない青空

見とれて足が前に進まない

急げば10分とかからない郵便局までの道のり

道草が何より好きなわたしの事

気が付けば40分以上も経過

その日暮らしの長閑な日高時間です


東京巣鴨 「ヨシノリ アサミ」 の今年のクリスマスケーキ

見た目の華やかさに比べて

甘さを抑えたちょっぴり大人味のチョコレート使い

ストレートティーと共にお茶の時間

フランボワーズと濃厚なチョコレート

目と心にも美味しいクリスマスイブの夜でした
2017-12-24 23:36 in | Comments (2) #

2017年12月20日 (Wed)

幸せのかおり



福井からレッスンに来てくださる生徒さんから

越前水仙の宅急便

大きな箱を開けると50cmほどの水仙の花束

水切りをして琺瑯のピッチャーに

清々しい水仙が運んでくれる幸せの香り

粉粉ぱんが紡いでくれたご縁に感謝です


長年使ってきたガス用バウルー焼きサンド器が不調気味

電磁調理器で使えるものをと随分探して見つけた

家事問屋のIH仕様のホットパン

これでガスボンベコンロがなくても

毎日美味しい焼きサンドが作れます

きんぴら焼きサンド

 ポテト焼きサンド

  カボチャの煮物マッシュ焼きサンド

そのほか冷蔵庫にあるお惣菜で作る朝食焼きサンド

たっぷりお野菜で耳までカリカリの焼きサンドの完成です
2017-12-20 19:55 in | Comments (2) #

2017年12月17日 (Sun)

無塩ぱん



塩の入らないぱん作り

最初はマルチーズの娘 華のための試作ぱん

水分を48%から70%まで50㏄単位で試行錯誤

水分が少ないと固いぱんになるけれど形作りは容易に

水分が多いと柔らかなぱんになるものの

手では触れないくらい柔らかな生地に

作りながらだんだん楽しくなってどれだけのぱんの山を築いたことか

無塩ぱん作りから見えてきた楽しいわくわく

わんわんぱん作りから

塩分を制限されている方にも安心して食べていただけるぱん作りへ

塩分控えめぱんではなく

敢えて塩を引くことで美味しいを見つける

作り手は酵母の発酵力を信じて見守るだけ

粉  天然水  ホシノ丹沢天然酵母 のみのぱん

手を加えなくていいものには加えない

足さなくていい材料は足さない

水分が多い生地は

手粉をどんなに多く振っても形にすることは難しい

ならば形を作らなくていいぱん作りをすればいい

粉を捏ねてから12時間

長時間低温発酵の生地を発酵箱から直接天板に流す

60分の二次発酵後そのままオーブンで焼成

出来るだけ生地に負担をかけずにストレスフリーの無塩ぱん

夢の欠片

暮らしに寄り添ったゆっくりゆっくりなぱん作り時間です
2017-12-17 22:04 in | Comments (2) #

2017年12月13日 (Wed)

受け取る幸せの多さ



朝の室温7℃の寒い朝

雨戸を開けると

南向きの窓から仕事場をキラキラ輝かせる陽の光の贈り物

時には

蒼い空とゆっくり流れる雲だったり

頬をかすめる風の感触だったり

届いたコーヒー豆の箱から漂う豆の香りだったり

夜見上げる月の美しさに見惚れる時間だったり

毎日色んなところから受け取る暮らしの恵み

先の見えない何かに怯えるよりも

いま目の前にある小さな幸せに浸る時間がなにより優先


新潟の友人から本日の美味しい宅急便

豆餅  蓬餅  白餅  車麩  豆菓子

暮らしの中の小さなひとこま

幸せな形で彩られるように

通り過ぎる大切なものを見過ごさないように

優しい気持ちでぱん生地と向かい合えるように

小さな暮らしの小さな気持ち

何があっても大丈夫

大切な人が教えてくれたおまじないの言葉です
2017-12-13 09:21 in | Comments (2) #

2017年12月10日 (Sun)

ワタの実リース



今年も 東京世田谷の花屋 花子さんから

「ワタの実リース」が届きました。

ワタの実
ストエベ
シースター
ヤシャブシアイスランドモス
リストニアのボタン

見ているだけで

真綿のようにほっこり優しい気持ちになります


花子さんから届くお花は

寄せ植えも リースも ブリザーブドフラワーも

使用している素材はシンプルなものばかり

お花から伝わってくるのは  

物つくり人にとってなにより大切な 「優しさ」という贈り物

決して華美でもなく

自己主張することもなく

ひっそりと見る人の心に寄り添ってくれる

作る人が幸せでなければ

幸せなものは生まれないこと

物つくり人の原点に立ち返ることの大切さを教えてくれる

ぬくぬく温かな師走のひとときです
2017-12-10 16:11 in | Comments (4) #

2017年12月6日 (Wed)

フランスパンレッスン



ナンブ小麦80%にオーガニックライ麦20%を加えたフランスパン

水分57%といつものぱんより水分が少しだけ多め

この時期の発酵は温度管理に気を使うけれど美味しいぱんになってくれる

一般的に焼きたてのぱんが美味しいと思われがち

食ぱん フランスパン レーズンぱんは

焼きたてよりも暫く時間を置いたほうが粉の香りが引き立つ

外国産の小麦に比べて

日本の小麦はたんぱく質の含有量が少ないので

焼いた後もふんわり感が持続可能

キッチン工房 粉粉で使用している主な粉は岩手県産のナンブ小麦

中力粉に近いので出来るだけあまり手を加えないお食事ぱん向きの粉

その日の湿度に合わせて粉を振ったり振らなかったり

クープ(火通りを良くするためにいれる切れ目)も少しだけ浅めに短く

フランスパン作りが初めての生徒さんもきれいな焼き上がりに歓声の声

粉と自然水と自然塩と酵母のみ

使わなくていい副材料は使わない

たたみこむ回数も出来るだけ少なく

手を加えなくていいものは極力シンプルな成型に

粉とホシノ丹沢天然酵母の発酵力を最大限に生かした作り方

それがピッコリーノ式ぱん作りの原点の気がします

2017-12-06 13:28 in | Comments (2) #

2017年12月3日 (Sun)

朝食ぱん


仕込みが始まるとゆっくり食事作りが出来なくなるので

時間が空いた時に良く作るのがミニピザぱん

ピッッア専門店のように薄い生地ではなく

あくまでも食事用ぱんなので

生地もお野菜もチーズもたっぷり

食事としてもバランスも良く 。。。。のつもりぱん





マスタード 玉ねぎ ツナ of シラス 

塩、コショウ ミニトマト チーズ入り

砂糖 バター を使わないシンプルな生地なので

沢山作って冷凍保存

自然解凍して少しだけ温めるとチーズが解けるので

スープ サラダ があれば忙しくても時短朝食

怖いのは 。。。。。 食べすぎですが。
2017-12-03 19:47 in | Comments (4) #

2017年11月29日 (Wed)

幸せを纏う



使い慣れた鍋を使って地元で収穫されたもので作るお惣菜

優しい素材で作られた手紡ぎの綿の仕事服

履きなれた靴を一年に一度修理を施して履き続ける

どれも高価ではないけれど心に優しい物ばかり

歳を重ねて

割れることを心配しながら使う重い食器も

大きな煮込み鍋も

沢山集めたリネンのテーブルクロスにキッチンクロスも

小さな暮らしには不必要だった

本当に好きな物だけに囲まれて暮らすには

好き と 必要 との境界線が難しい

ほっと心を和ませてくれる

好きという幸せを纏ういまの暮らしのかたちです
2017-11-29 23:35 in | Comments (4) #

2017年11月26日 (Sun)

甘い時間



新潟産の「はちみつ」の贈り物

ぱん屋時代のお客様から頂きました

ドライ苺入りの蜂蜜瓶

陽にかざすとキラキラ輝いてまるで宝石箱

添えてくださったお手紙と共に

出したり 収めたり 見惚れたり

至福な午後のひとときです


「あなたがくれるたくさんのしあわせ」

この本を手にするたびに

温かな陽だまりを受け取ります

たくさんの想いとご縁に支えられてきた暮らし

振り返れば遥かな彼方の時間

沢山の物を手ばして

沢山の想いを手に入れた

その小さな想いを

一個の粉粉ぱんに託したい物つくり人です
2017-11-26 15:29 in | Comments (2) #

2017年11月22日 (Wed)

手に優しいもの



食材の厚みを三段階に調節できるスライサー

ピザに使用する玉ねぎの火通りを良くするために

上下の厚みを変えたり

ズッキーニをごくごく薄くスライスしたり

キッチンにはなくてはならない優れもの

いろいろ試してやっと見つけたOXOのスライサー

透明の部分から薄さが確認でき

小さな食材から少し大きな食材まで対応


怪我のないようにと付いている安全ホルダーは

使わないときは裏面に固定

慌てなければ痛いも思いもすることもなく

これでやっと沢山の食材を安心してスライスできます

良いお道具は

腕を少しだけあげてくれるし作業能率もアップ

シンプルながら頼もしい助っ人です
2017-11-22 16:50 in | Comments (2) #

2017年11月19日 (Sun)

思案中



9月のわんわんぱんレッスンの開催予定をわたしの都合で延期

以来ずっと塩の入らないぱんの試作を試みながら行きつ戻りつ

水分を多くすると柔らかなぱんになるものの成型が困難に

水分を少なくすれば固いけれど綺麗な形のぱんに

水分調整の壁に阻まれ 思案 思案 

それに加えて皆さんが容易に手に入れられる粉と

特別な材料を使わず

わんわんたちが普段食べなれているおやつを使ったぱんをと

なけなしの知恵を絞ってあれやこれや

行きついたレシピは

成型しずらければ成型しなくていいぱん作りを

粉はOrganic Caféで手に入るものを

愛犬のためにママさんたちが楽しんで作っていただけるよう

明日から試作を 。。。。。 

さてさてどんなぱんが出来上がるのか

作り手も今から楽しみです

⭐️ ………………………… ⭐️
特 記
⭐️ ………………………… ⭐️

お年賀状をお出しする整理の時期になりましたが
キッチン工房 粉粉も「あしなが育英会」の
年末募金活動に賛同させていただくことになり
葉書費用の僅かな金額ではありますが志の節目と考え
2018年度から年賀欠礼とさせていただきたく
皆様にご連絡させていただいておりますが
漏れがありましたらごめんなさい。
これからもご交友の程宜しくお願い致します。
2017-11-19 16:11 in | Comments (4) #

2017年11月15日 (Wed)

Caféへ



デスクワークに疲れたら

車で10分ほどにあるオーガニックカフェへ

しばしの時間 頭の整理に

ここのデッキはワンちゃん連れOKなので

遠方からのお客様も多く何時も賑わっているけれど

時間を少し外せばたおやかな時間が流れて

ぱん材料もこちらで調達出来るので時々お邪魔する

お店のオーナーさんから

レーズンぱん作って欲しいとオーダーをいただいたり

材料のアドバイスをいただいたり

のんびりゆっくり出来るお気に入りCafé

夕暮れが早くなり長時間はいられないけれど

ソイミルクチャイで一息入れて

さぁおうちに帰ろう 。。。。

リフレッシュしてまた仕事に戻る

ゆっくりゆっくりの日高暮らしです

2017-11-15 16:09 in | Comments (2) #

2017年11月12日 (Sun)

すり鉢料理



寒くなるとほっこりおうちごはんが嬉しい

新しいすり鉢が仲間入りした我が家のキッチン

身近にいつもあるのに出番の少なかったすり鉢

しばにさんのすり鉢料理本に出合って

お豆腐料理やお豆つぶしや胡麻すり以外にも沢山あった事を知る

少しだけ頭を柔らかくして新しい風を取り入れる

しまい込まないで器としても活躍してもらう予定です


今週の美味しいは

新潟三根山農園 長津さんちの 「柿」

毎年丁寧に渋を抜いて送ってくださる新潟の味

物つくり人が作り上げた極上の味

楽しんでいただこうと思います
2017-11-12 16:13 in | Comments (4) #

2017年11月8日 (Wed)

なかったことに。。。します


暮らしの中の小さなドジや失敗の数々

そのたびに凹んだり笑ったり反省したり

根っからの楽天的性格のせいか

それらすべてをなかったことにする。。。で片づけてます

気を付けていることといえば

何事も人のせいにしてはいけないということ

ぱん生地がこんなになっちゃったは ぱん生地のせい ?

ぱん生地をこんなにしちゃったは わたしの仕業 !!

たとえ相手が人であれぱん生地であれ

言葉の語尾に気を付けなくては 。。。。 反省の日々です



粉粉ぱんで使っている放し飼い養鶏の「健康卵」

お値段には少々無理をしてますが

白身と黄身のバランスがとてもよく新鮮そのもの

まず一番に試すのは 卵かけごはん

今日も美味しい 。。。。 と確認してからぱん生地さんに加えます

日高暮らしも3年半 ぱん作りに使用する新鮮材料には事欠きません

長閑な田舎暮らしは

ぱん生地と作り手を少しだけ成長させてくれた気がします
2017-11-08 20:48 in | Comments (4) #

2017年11月5日 (Sun)

今日の一冊



積み上げた本の中から

選んだ一冊のページをめくりながら

陽だまりの中のコーヒータイム

自分のために出来ること

先を急がず  

目の前のことをことつひとつ丁寧に 。。。。。 と

わかっていても気持ちがついていけない

そんな時には何にもしない 「日」 を作る

朝食は コーヒーとトースト

昼食は お結びと緑茶

夕食は 炊き込みごはんと味噌汁だけ

そして最高の気分転換は うたた寝

苦手なことが多すぎるけれど

それも自分と認める暮らし

さぁ 気持を切り替えてと自分に掛け声

ゆっくりゆっくり

ぱん生地と仲良し時間の始まりです
2017-11-05 15:58 in | Comments (2) #

2017年11月1日 (Wed)

新之助



新潟の大工さんから美味しい贈り物

新潟米の新ブランド 「新之助」

新潟はこしひかり米で有名ですが

そのブランドに「あぐらをかいている」と揶揄されて

ここは新しいことに挑戦と立ち上がった新潟県人

今年初出荷の収穫米

どこにいても新潟を忘れないでくださいの思いが

沢山詰まったダンボール箱

若い世代の農業後継者たちの夢が詰まった新之助米

幾つになっても歩みを止めない挑戦者たちの思い

丁寧に味わっていただこうと思います
2017-11-01 16:51 in | Comments (2) #

2017年10月29日 (Sun)

溝のないすり鉢



我が家で活躍してくれる

15cm×9cmの溝のない小さなすり鉢

お豆をつぶしたり

パスタソースを作ったり

マッシュポテトを作ったり

出来上がった料理を盛り付ける器になったり

小さいながら出番の多いすり鉢です

実は転居の際に大きなすり鉢を処分してしまい

替わりにフードプロセッサーを代用にしてましたが

どうやってもすり鉢で作ったものとは味が少し違う気がして

長野の陶片木さんに

以前使っていたものと同じものを注文したら半年待ちとのこと

仕方なく急場しのぎに購入したこのミニすり鉢

使ってみるととても便利で使い勝手も申し分なく

すり鉢料理をあれやこれや試案しながらおままごと作業

お正月までには陶片木さんから大きなものが届く予定ながら

狭いキッチンに飛び込んできた想定外すり鉢

ぽってり どっしり 見ているだけでこの愛嬌

一個手に入れたら二個手放す

試案は当分続きそうです
2017-10-29 19:58 in | Comments (2) #

2017年10月25日 (Wed)

食ぱんのきもち


ナンブ小麦  自然塩  水  ホシノ丹沢天然酵母のみで作る食ぱん

ゆっくりゆっくり長時間低温発酵させ

分割して成型

食ぱん型に入れて仕上げの発酵

オーブンに入れて温度調節をしながら30分から40分焼成


粉を捏ね始めてから焼きあがるまでおおよそ16時間

作り手が実際に生地に触るのは20分足らず

後は時間が美味しくしてくれる

その間発酵温度が上がりすぎないように

季節によっては温度が下がりすぎないように

恒温器を調節しながら待つことが作り手の大仕事

発酵不足でも発酵過多でも

きめの細かい美味しいぱんにはなってくれない

生地を伸ばす際には手荒にならないように

麺棒を強くかけすぎないように

作り手の気持ちが焦らないように

深呼吸をしながら気持ちを整える

今まで何百個の食ぱんを作ってきて

そのたびに自分の気持ちを確かめるように

ぱんの気持ちを図り知ろうとしながらの作業時間

最後まで気が抜けない食ぱん作り

美味しいぱんになりますように

最後はおまじないの呟きです
2017-10-25 20:57 in | Comments (7) #

2017年10月22日 (Sun)

小さな幸せ



一日の終わりに

毎日 一ページづづ読む

ほっと心を和ませてくれるおーなり由子さんの本

365日 その日その日のページをめくる


心が晴れの日も雨の日も

ほんの数行の文字が心を優しく包んでくれる

何気ない暮らしのかたち

読む人の心を打つ言葉

何処かでぱん作りに繋がっていく

誰のためでもなく

何のためでもなく

いまこの時間を

大切に過ごすことが最優先な暮らしです
2017-10-22 18:30 in | Comments (2) #

2017年10月18日 (Wed)



日暮れが早くなり

灯りが恋しい季節

若い頃は何の考えもなしに過ごしていた時間

歳を重ねて

同じことをやっているのに

何か 何処か 違う

やらなければならないこと

決めなければならないこと

一つ一つにブレーキがかかる

ずっとずっと長いこと走り続けて

立ち止まるとまた立ち上がることが出来なくなってしまうような

不安をたくさん抱えて

それでも歩き続けなければならなかった

寝る間を惜しんでぱん生地を捏ね

やってもやっても答えが見つからないぱん修行

そんな時間が今はとても懐かしい

いまは少し立ち止まって振り返る時間

昨日 今日 明日

ぱん生地はいつの日も同じではない

時には手厳しく 時には慰められ 時には癒された

小さな灯りの下でくるくる回転するぱん捏ね器を作動しながら

幸せなぱんになれますように

そっと呟くおまじないの言葉です
2017-10-18 21:14 in | Comments (4) #

2017年10月15日 (Sun)

嬉しいサプライズ



12日の午後

「お誕生日のお祝いにいま日高に向かっています」

神奈川の生徒さんから突然のメール

バースディケーキのサプライズご持参のにわかレッスン

新潟でのお教室に5年間通って下さり

神奈川に転居後も時々日高までレッスンに来てくださる生徒さん

久しぶりの再会に話が弾んで気が付けば夜も更け

最終の列車でご帰宅に

頂戴したケーキもなんだか涙交じりの塩味に

ちょうど仕込んであった生地を使ってバターロール作り

「仕事で疲れたときも
人間関係で落ち込んだ時も
粉粉ぱんが癒してくれました」

そんなお言葉をいただくたびに

ぱん作り人で本当に良かったと心から思います

嬉しい時も 悲しい時も

人は心を温めてくれるものがあれば頑張れる

そんな幸せぱんの作り手になりたい

駅で見送るほうも 見送られる方も

ぬくぬく温かな時間の贈り物

粉粉ぱんが紡いでくれた温かなご縁時間の一日でした
2017-10-15 23:29 in | Comments (2) #

2017年10月11日 (Wed)

温かな贈り物



ぱん屋時代のお客様から

誕生日のお祝いにA0さんの

綿100%ストールの贈り物をいただきました

「寒くなりましたので暖かくしてお過ごしください」

とお手紙を添えてくださいました

新潟のデパートで良く立ち寄っていたA0さんのショップ

ほっこり柔らかな天然素材を使ったものが多く

麻素材とはまた違った優しい肌触り

本当に良い物はここまで丁寧に手をかけて作られている物なのだと

その手触りに感動したものでした

品質が確かな分お値段も簡単には手を出せないものも多く

少しづづ手に入れたいと思える大人品質

送ってくださいましたY様のお気持ちと

頂戴したストールの温かさ

粉粉ぱんが紡いでくれた温かなご縁に感謝し

願うことはたったひとつ

食べてくださる方にぬくぬく心が温かくなっていただけるような

幸せぱん作り人になれますように。
2017-10-11 23:46 in | Comments (2) #

2017年10月8日 (Sun)

目には見えないもの



ナンブ小麦に全粒粉20%配合した田舎ぱん

ナンブ小麦100%のぱんに比べてどっしりと重さのあるぱん

全粒粉を加えすぎるとパサパサになって口当たりが悪くなり

少なすぎると香りが飛んで味気ない

作り手の思惑で気ばかり先行してしまうと

大きなしっぺ返しを受けることになる

力試しのような手ごわいぱんです

生地を捏ねる前に粉のダマをしっかりと取ってサラサラの状態にし

粉と水と酵母と塩だけで作るお食事ぱん

作り手に課せられた最重要課題は

いかにぱん生地にストレスを与えないように焼き上げるかにかかっている

何事も過ぎたるは失敗の元

ゆっくりゆっくり発酵の長時間低温発酵法

捏ね  発酵  成型  焼成

総てが上手く行ってくれれば幸せなぱんに

作る過程でどこかで気を抜いてしまうと悲しいぱんに

心が揺れるとそれがそのままぱん生地に伝わるような

作り手の気持ちを映し出すような白生地ぱん

心を まぁるくまぁるく 自分と対峙して向かい合うぱん

そんな緊張感がなにより大切な時間

いつもいつも初心に戻ることの大切さを教えられる田舎ぱんです
2017-10-08 23:31 in | Comments (2) #

2017年10月4日 (Wed)

本日のおやつ


日暮れ時が早くなり

朝晩すっかり寒くなった日高の秋

ぱんの新メニューを考案しながら過ごすゆるり時間

B6の情報カードに並ぶ配合表の数字

思考力に行き詰まるとしばしお茶の時間

本日のおやつは珈琲とあんぱん

一服時間がついつい長引き考えがあちらこちらに飛ぶのも困りもの

気持ちを切り替えてもう一仕事です

先日 料理研究家の土井善晴氏が テレビ番組 美味探訪の中で

「シンプルな料理とは手を加えないというのではなく
ひとつひとつその食材の持ち味を見極め、いかにそれらを生かし切るか
見えないところに心配りをし
滋味ながら食べる人の心を豊かに満たすことに全力を注ぐ
そんな謙虚なお料理を作れる人を名料理人と呼ぶのだと思います」

と話しておられました。

各々 携わる職種は違っても

そのような真摯な食材への思いに

少しでも近づけるような物作り人になりたくて日々研鑽

まだまだひょっこのわたしの心にしみた言葉との邂逅

ゆっくり ゆっくり ガンバレわたしです
2017-10-04 17:08 in | Comments (2) #

2017年10月1日 (Sun)

物のゆくえ


受け入れるものと手放すもの

目指したのは70点の暮らし 

足すことばかりではなく暮らしの引き算

すべての物に空気が流れる居場所と役割

お料理もぱん作りも暮らしも

迷っても答えは一つではないのかもしれない

共に暮らした物たちとの蜜月

時には間隔を置いてみる

出したり 収めたり 住所を変えたり

そんな物たちとの関係は人との付き合い方にも似ている

この籠との付き合いも30年近く

どこで出会ったのか思い出せないほど遠い時間

覚えているのは旅の途中でわたしが一目惚れしたこと

すっかり飴色に落ち着いた古株籠

見渡せば我が家にはそんな物ばかり

今までも これからも

ずっとずっと当たり前のように暮らしに溶け込んだ景色です
2017-10-01 13:20 in | Comments (4) #

2017年9月27日 (Wed)

一年に一度のカンパーニュ



日高はマロンの里

市内にはあちらこちらに栗の木がたわわの実りの秋

栗の季節は短くすぐに終わってしまう

毎年妹が日高栗と「粟水あめ」を使って作ってくれる渋皮煮

今年も贅沢なカンパーニュ作り

大粒の栗の渋皮煮をたっぷり加えて作りました

栗好きの友人にお届けぱん

作り手の分はありませんが

美味しいの声が届くとそれだけで幸せ気分

日高の秋は今年も豊作です

2017-09-27 16:28 in | Comments (2) #

2017年9月24日 (Sun)

長津さんちの新米



新潟の長津さんちの新米が届き

良質のお水で手早く両手で力を入れずに拝みとぎ

30分ざるでしっかり水を切り


かもしか道具店の土鍋で沸騰するまで中火で8分

沸騰したらごくごく小さな微火で5分炊飯 

火を止めて20分蒸らし


お櫃に移して10分

のんびりゆっくり午後のおやつに塩むすび

縁台に腰を下ろして風を感じながら新茶とおむすび

本日もごちそうさまでした
2017-09-24 14:10 in | Comments (4) #

2017年9月20日 (Wed)

旅した梨



はるばる広島から旅をしてきた

旅人さん家の畑で収穫された幸水梨

メッセージカードに

「台風が近づいてきたので早々に収穫しました」と綴ってくださいました

収穫前の台風に慌てて皆さん総がかりでどんなに大変だったのか

まだ一度も訪れたことのない広島の地

旅人さん家の ミカン畑 梨畑 

木々の間を流れる風を想像しながらなんだか懐かしい気持ちになりました 

丹精込めて作られた贈り物 本当にありがとうございました


本日は東京巣鴨 ヨシノリ アサミ の新作みかんジャムを発売前にお味見を

明日は新潟から新米の到着予定

日高はマロンの里 妹が作ってくれた栗の渋皮煮で

この時期にしか焼けない栗のカンパーニュ仕込み

今週も美味しいもので我が家の食卓は賑やかです
2017-09-20 20:04 in | Comments (4) #

2017年9月18日 (Mon)

佇まいの美しいもの



(画像はかもしか道具店からお借りしました)



かもしか道具店のご飯用土鍋 想像以上のミニサイズ

左から 三合炊き 二合炊き 一合炊き

コロンとした姿かたちと佇まいの美しさに一目惚れして一合炊きを購入
(一合炊きの大きさはどんぶりほど)

目止めをしてさっそくお米を炊いてみる

お米を洗って20分浸水 

中火にかけて蓋がカタカタ鳴ったらごく弱火で五分

火を止めて20分蒸らす

工程はたったこれだけ

美味しいはずと思ったけれど予想を超えた美味しさにはびっくり

ずっとご飯用土鍋を探していてやっと見つけた逸品

二合炊きの購入も検討中です


我が家の煮炊きは電磁調理器なので土鍋は卓上ガスボンベコンロを使用

美味しい物をより美味しくするための手間暇は惜しまないように

手のひらサイズの小さな幸せ逃がさないように

ゆっくりゆっくりの家仕事です
2017-09-18 00:53 in | Comments (8) #

2017年9月13日 (Wed)

ランチの仕込み



5リットルり寸胴鍋で煮込むラタトゥイユ

一体何人分なのか作るほうもよくわからないまま

夏野菜たっぷり入れてコトコト

仕上げにバルサミコ酢を少々加えて出来上がり

ぱん教室で6人でいただくランチの仕込み

インゲン豆のポタージュにデザートはコーヒー白玉のフルーツ添え

焼きたてのフランスパンとともにいただきます

皆さんが思い思いに作られるレッスンぱん

そのぱんに合うような季節のお料理をお出しするのも楽しみで

毎回どこででも手に入れられる食材を使って簡単メニューの考案

皆さんの美味しいが嬉しい大切な仕事

ときどき脱線もありのキッチン工房 粉粉のレッスンに

ランチだけ飛び入り生徒さんもあったり

賑やかなレッスンに笑いありドジあり

本日もごちそうさまでした
2017-09-13 19:45 in | Comments (5) #

2017年9月10日 (Sun)

居心地のいい場所



自分で見つける居心地のいい場所

毎日の楽しいを自分で見つけるためにあちらこちらに移動しながら

いつも落ち着ける場所はキッチンに一番近いテーブルの隅っこの位置

デスクワークもお教室の皆さんとランチを共にするのもこのテーブル

部屋の真ん中で大きな顔して鎮座

30年共に暮らした古いテーブル

今夜も隅っこで一日の終わりを過ごしてます


元気ですか 美味しい紅茶送ります 秋の夜長 香りを楽しんでね

季節がふっと変わる頃 友人から日本紅茶の贈り物

ケトルでポコポコお湯を沸かして

ゆっくりゆっくりいただこうと思います
2017-09-10 20:04 in | Comments (4) #

2017年9月6日 (Wed)

祈りの日



今日は親友の命日

最後に笑って別れてから7度目の秋

「お互い病気になってもお見舞いは無しね 
元気な顔だけを思い出して欲しいものね」

工房でお茶を飲みながらたわいのない話をして別れたきり帰らぬ人に

入退院を繰り返し、退院するとまっすぐにキッチン工房 粉粉に来てくれた

おしゃれで明るくてあんぱん大好きなお茶目さん

二人で交わした約束通り

お見舞いにもいかず お葬式にも出ず お仏壇参りもいまだにしていない

だからわたしの心には笑顔で元気な親友の顔のまま

毎年命日には誕生日プレゼントの替わりに

東京世田谷の花屋 花子さんのブリザーブドフラワーを贈って

ひっそり一人でお祝いをする

親友だから敢えて枕辺に駆け付けない友情関係

遠くに離れていていつかひょっこり

久しぶり 。。。。。 と再会できるような気がする

わたし頑張っているから

またあんぱん食べに来てね

2017-09-06 09:30 in | Comments (2) #

2017年9月4日 (Mon)

美味しい時間



ぱん屋時代のお客様から秋の味覚の贈り物

「何処ででも手に入るでしょうが新潟の事を思い出して召し上がってくださいね」

添えられていたお手紙に近況を綴ってくださいました

最後に 粉粉さんのぱんが懐かしいですと結んでくださった事

物作り人にとって何より有難いお気持ちに涙腺が緩みました

子供の頃から好きなことは夢中になり回りが見えなくて

苦手なことは全くと言っていいほど無関心

いつも母にお説教ばかり

そのお説教もちっとも意に介さず心は別なところにありました

それを見かねた祖母がいつも助け船

「努力しても出来ない事とやれば出来る事をしないとは違うのだよ」

と諭されたのに

そのまま大人になって苦手なことがもっともっと沢山になって

見かねた友人たちに助けらればかり

そんなわたしでもいつか何処かで何かの役に立ちたいと

自分にできる何かをずっとずっと探してきた気がします

そしてやっと気が付いた事

沢山の何かが出来なくても

心と身体に優しいぱん作り人になりたい

いま思えばそんな無謀な旅立ちを応援してくださった沢山の方々

その方々と一個のぱんが紡いでくれたご縁

いつか幸せぱんの作り手になりたい

そんなささやかな夢の欠片を持ち続けられたこと

夢を諦めないで良かった

生きているぱんに出会えて本当に良かった

まだまだ夢は旅の途中

ゆっくりゆっくりがんばれわたしです
2017-09-04 00:01 in | Comments (4) #

2017年8月30日 (Wed)

長津さんちの畑



今年も新潟 三根山園農場の新米収穫の季節が近づいて

心待ちにしていた新米のご案内が届き

例年にない雨続きで心配していた稲の生育もほぼ平年並みとのこと

長津さんとのお付き合いもかれこれ20年近く

畑のこと ハーブの事 土の事

教えていただいたことは本当に沢山

年に一回の小さなイベントにもいつも一緒

豪農の館で天然酵母ぱんとお結びのコラボ

笑いあり失敗ありも盛り沢山

懐かしい新潟時間にタイムスリップです


いつも宅急便で届けられる長津さんちの玄米と白米のコシヒカリ

丁寧に作られたお米を二つの鍋で丁寧に炊く

凹んだ時も楽しい時もどれだけこの美味しいご飯に助けられたか数知れず

今年ももうすぐ 。。。。。 楽しみに待ちたいと思います
2017-08-30 20:59 in | Comments (2) #

2017年8月27日 (Sun)

美味しいテーブル



胡桃とカレンズのカンパーニュとフランスパンのレッスン

本日のランチメニュー

蕪とキーウィーのヨーグルトサラダ
キュウリと豆乳の冷製スープ
コーヒーゼリー
焼きたてのあつあつフランスパンにオリーブオイル添え
アイスコーヒー


五人で囲む美味しいテーブル

お土産のパウンドケーキをいただきながら

いろんなところに話が飛んだり戻ったり情報交換時間

ごちそうさまの頃には心もお腹も満たされて

沢山の笑顔と元気をいただけた時間が終わりました
2017-08-27 17:16 in | Comments (2) #

2017年8月23日 (Wed)

持ち物点検日


朝から久しぶりの青空 

本日は階段下の物置とキッチンの点検日

エレクターに待機のお鍋&保存容器&ぱん袋etcの配置替え

狭い物置は油断をすると雑多になってしまうので
-
気持ちの切り替え時が点検日

ワンアクションで手が届くように個数を絞ってお片付け

長年の定番鍋

ホームセンターで購入しした1000円ほどのミニフライパン

深さがあまりないタイプの14cmと16cm

14cmは目玉焼き用(ほとんど専用)

16cmは少量の炒め物や一人分のオムレツ用

テフロンなのでお手入れ簡単 ほとんど毎日活躍してくれる優れもの

ぱんに使う胡桃のローストもこのフライパン

高価で重いものを使うより

軽くて手軽で安価なものをホームセンターで見つけて愛用中

ゆっくりゆっくり暮らしの減量楽しんでます
2017-08-23 09:24 in | Comments (4) #

2017年8月20日 (Sun)

暮らしに寄り添うもの



佇まいの美しさに惹かれて購入したコーヒードリッパー

姿形は申し分なくキッチンに置いてみるその斬新さに驚く

お気に入りのコーヒーグラインダーで豆を挽き

タカヒロコーヒーポットで雫のようにお湯を落としてコーヒーを入れる

本来はコーヒー濾紙不用品ながらポットの底に沈殿する溜まりが苦手で

コーノ式ドリップ濾紙を使っての抽出

お味は 。。。。。心なしかよそよそしい

キッチンに仲間入りした新参者ゆえの拒否反応かと一週間のお試し期間

結果は 。。。。。 なんだか家のコーヒーの味じゃない

お湯の温度 香り  抽出時間  豆の膨らみ  濃さ

なぜか味に膨らみが足りない


これは今まで使用していたシンプルなポットとドリッパー

その日その日のお湯の落とし具合で飲みたい濃さが決まるので長年愛用の器具

見た目は美しいけれど使い勝手がどうしても手になじまないもの

どこのホームセンターでも売っているごくごく普通の器具でも

なんとなくほっこり優しい気持ちにしてくれるもの

それは値段の高い安いとはまた違う物の価値感からくるものとの違いなのか

慣れ親しんだものは暮らしにそっと寄り添ってくれる

新しい風はしばし目の前にとどまって心を少しだけ揺り動かして

そっと箱に収まってしまいました
2017-08-20 14:23 in | Comments (2) #

2017年8月16日 (Wed)

新潟特産



本日も新潟の生徒さんから美味しい宅急便

新潟特産 イエローメロン

懐かしい味を召し上がってください 。。。。 添えてくださった一筆箋

離れていてもいつもお気にかけていただきありがとうございます

新潟時代 月に一度 ひとり一品持ち寄りのお食事会

生徒さん ぱん屋のお客様とそのお友達 etc

工房にはいつも笑いと笑顔が沢山だったこと

懐かしい宝物の時間でした


日高の地に根を下ろして三年半

再び新しいご縁の方々とぱん作り時間を持てたことの幸せ

小さな小さな一歩を支えてくださった沢山のご縁

ありがとうの気持ちで焼くぱんはなぜかいつもシナモンロールです
2017-08-16 13:28 in | Comments (2) #

2017年8月13日 (Sun)

祭り



早朝から組まれた祭り櫓

今年は町内の衛生班長を仰せつかり転居して初めてお祭り役員仕事

なんだか楽しそう 。。。。 なんて軽く考えていたのが大間違い

主な仕事は30人くらいで三時間かけて

ゆっくりゆっくり原宿町内の山車を引き

道々ご寄付をいただいては

家内安全と商売繁盛祈願の太鼓鐘と踊りを中学生達が披露

山車の綱は太くて重くてたいそうな重労働

ご近所のお父さんたちに交じって慣れない祭りに大奮闘

終わる頃には手は真っ赤、足は棒のように 

それにしても皆さんの足腰の丈夫なこと

鐘に踊りに掛け声に圧倒された7時間

大人は大きな神輿を担ぎ

小学生と中学生はそれより小さめの神輿を賑やかに担ぎ

5000所帯ある日高市原宿区まつり

子供たちの笑顔に皆々笑いの渦に包まれた一日でした
2017-08-13 14:03 in | Comments (4) #

2017年8月9日 (Wed)

レモンの木



昨年の秋に植え替えしたレモンの木に

今年は沢山の実がつき始めました

レモンの木が3鉢  酢だちが1鉢

新潟から持ってきたオリーブの木が2鉢

フェンスに並んだ鉢の青々としたレモン 

葉をちぎるとほのかにレモンの香りが漂って

ほっと気分を和らげてくれます

30年前は新潟でまだ家庭では珍しかったハーブ栽培や

大型の鉢をクレーン車で二階まで持ち上げて屋上庭園を造ったり

その頃珍しかった水をほとんどやらないで育てる永田農法でトマトを作ったり

思えば土いじりばかりやってました

日高では周りで有機野菜つくりのプロが沢山
 
頂戴するお野菜は瑞々しく 収穫したばかりのキュウリはトゲドケ

ミニトマトもフルーツトマトのように甘く 茄子は黒光り

日々の食卓は華やかではないけれど心に優しい食べ物ばかり

そんなささやかな幸せ暮らしを楽しんでます
2017-08-09 13:25 in | Comments (2) #

2017年8月6日 (Sun)

バランス


暮らしのバランス

持ち物バランス  時間割バランス  食事バランス  

いつまでも気だけは若いつもりで

色んな事を抱え込んでも出来ることが限られてくる年代

昨日の失敗を悔やんでも

不透明な明日の心配をしてみても

幸せに気持ちにはなれなのなら

目の前のことを丁寧に頑張ろう 

それにはまず健康でなくてはです

巷で流行の健康サプリメントばかりに頼ることなく

一日に必要な栄養摂取量も大切だけれど

神経質に気を遣うことより

季節の物をバランスよくお腹七分目 40回咀嚼を心がける

暑さに加えオーブンの熱で大変な我が家

クーラー苦手なのでお教室以外は設定28℃

暑さにはかなり耐えられる頑強な精神力(寒さには全く弱いですが)

真夏のぱん作り 酵母さんも元気に頑張ってくれてます

本日のひとりランチメニュー

豆乳だしそうめん

だしと具はお手軽材料で(つゆ濃さ、具はお好みで)

三倍濃縮タイプめんつゆ 50㏄ 豆乳200㏄

鶏ささみ 青ネギ わかめ 半熟卵 茗荷 すりごま

さっぱり味の豆乳めんつゆ(日持ちは4〜5日)

夏の定番お助けめんつゆです
2017-08-06 13:52 in | Comments (4) #

2017年8月3日 (Thu)

コツコツ仕事


何かと溜まる雑用仕事

ため込んで一気にというのが苦手なので毎日少しづづコツコツ派

本日の家仕事はキッチンシンクの排水溝掃除

普段の排水口掃除&ぬめり取りは除菌ヌメリとりさんに委託して

一日の終わりにごみ受け皿と排水溝の点検と簡単掃除


二週間に一度この長いS字管パイプ掃除ブラシを使って

奥のほうまでしっかり掃除

毎日の家事仕事

排水パイプは掃除を怠るとあとが大変

食べ物を作る場所が汚れていないように

出来る範囲でこまめの掃除が一番大事

物も仕事もため込まないこと

日々の暮らしの小さな決め事

一日の終わりにありがとうの気持ちの掃除時間です
2017-08-03 00:31 in | Comments (2) #

2017年7月31日 (Mon)

おやつ


朝から曇り空

気温28度 湿度78%

今にも降り出しそうな雨雲に覆われた空

昨夜は姪とちびっ子ギャング三人相手にお祭り騒ぎ

いささかお疲れモードの日曜日

本日の差し入れおやつは黄粉と粒あんのおはぎ

この小さな中に更に餡が入っている

新潟ではお目にかかれない一口サイズのミニバージョン

ゆっくりのんびりティータイム

レッスン用のお料理&ぱんレシピカードをテーブルに広げて

積み重なったレシピカードの手直しやポイントの書き足し

心ゆくまで静かな一人時間

気がつけば外はしとしと雨音が聞こえてきた夕暮れ時

日高の夜は本当に静かです
2017-07-31 00:22 in | Comments (4) #

2017年7月26日 (Wed)

本日の食材



午後5時半

夕餉の支度にとりかかる頃

冷蔵庫にある食材をひとまず並べて品定め

食事は毎日のことだから面倒と思うこともあるけれど

わたしにとってはある意味仕事の合間のリクレーション

今日は何を作ろうと思う前にこの材料から何が出来るかを考える

本日の夕食メニュー

新玉ねぎと干しエビのかき揚げ
日高茄子と万願寺唐辛子のナンプラー炒め
ホワイトセロリと小松菜のサラダ
大根の味噌汁
桃の白ワイン煮

新鮮な食材ほどその持ち味を生かして調味料も最低限に

厚手の鍋でご飯を炊き

14cmのミルクパンでいりこ出汁のお味噌汁を作る

お野菜中心の献立は30分もかからずに作れるものばかり

午後6時はいただきます 。。。。。 の時間です
2017-07-26 21:34 in | Comments (2) #

2017年7月23日 (Sun)

お道具の手入れ



昨日は新潟からの生徒さんレッスン日

ひよこ豆の焼きカレーパン
  クリームぱん 
 レーズンぱん

帰りの新幹線まで8時間の日高滞在時間

懐かしい話があっちに飛んだりこっちに飛んだり

遠路わざわざありがとうございました

今日は朝から雨模様 

昨日使用したお道具のお手入れ時間

2時間ほど重層水に浸した型を広げて乾燥中

レッスンに使用するのも油脂を塗らなくていい剥離型

今ではなかなか手に入りにくい

イングリッシュマフィン型は特別に作っていただいてから10年使用


ひとつひとつに思い出があって

ひとつひとつが宝物

雨降りの日はお道具の点検日

いいお道具に助けて貰ってのぱん修業

見ているだけでぬくぬくほっこり景色です
2017-07-23 17:34 in | Comments (4) #

2017年7月19日 (Wed)

梅雨あけ


梅雨明けの陽射しの中

洗ったばかりのカーテンがゆらゆらと風に舞う午後

本を片手に中休み

先日 古書店で購入した高山 なおみさんの「日々ごはん」12巻

読み始めたら時間を忘れてしまうのが常なので

本日はタイマーセット 60分

大量の本を引っ越しの際に処分してきたので

手元にあるのは何度も読み返した大好きな本ばかり

置くスペースも限られているので読み終わった雑誌などは潔く処分

それでも少しづづ溜まっていく

並べてみると食にまつわる本がほとんど

根っからの食いしん坊

当分の間 この本と仲良し時間が続きそうです
2017-07-19 14:39 in | Comments (4) #

2017年7月16日 (Sun)

働き者のタイマー



初めて我が家にお越しくださった方々がびっくりされるこの光景

キッチンタイマー 18個

個々のタイマーにはぱん作りに必要な役割分担があり

奥にある上の物は主に食ぱんなど時間が掛かる物の焼成用

25分 30分 35分 40分 の2セット分

下の物は発酵時間が短いリッチぱんに使うもの

中には一個に二種類のタイマーがあるものも存在

これは発酵時間差の確認用

気温 湿度 によって毎回発酵時間が変わるので

5分〜10分の時間差調整用

手前にある4個はぱんの焼き時間に使用 10分 12分 15分 17分

こんなに沢山あるタイマーが1度に何個も鳴ってしまったら

どれが何用なのかわかりますかと

皆さんから時々質問されますが 。。。。。 それがわかるんです

頭でわかるというより身体に沁みついた

職業的「勘」とでも言いましょうか 不思議なものです

物作りは頭で覚えるより身体で覚えろといわれますが

確かに理屈ではない臨機応変を求められることが多い気がします

このタイマーほど働き者ではありませんが

暑さに加えてオーブンの熱

暑い日ほどぱん作りが楽しい元気な作り手です
2017-07-16 17:21 in | Comments (4) #

2017年7月12日 (Wed)

お水の話


先週に引き続きわんわんぱんの試作中

水分量の調整の続きは使用するお水選び

大まかに 軟水  硬水  アルカリイオン水 選び

軟水は日本の純ミネラルウォーター

硬水はフランスのエビアン

アルカリイオン水は自宅の還元水素水整水器の 低 中 高

粉と酵母と水分量は同じ条件で

五種類の水を使って 五種類それぞれの生地仕込み

超軟水使用の丸ぱん


純度の高い岐阜養老の天然水使用のミニ食ぱん

それぞれに一長一短あるものの

超軟水ぱんは生地がベタベタ過ぎて手粉を大目にしないと成型不可

焼き上がりも上に伸びずに横に広がりおせんべいのような形に

食感は少し硬め 捏ねる時間は短め

天然水使用のミニ食ぱんはべたつきも少しだけやわらぎ

麺棒で25cmほど伸ばしてくるくる巻いて型入れ

仕上がりもまずまず 硬さは丸ぱんに比べて柔らかな仕上がり 捏ね時間長め

どちらがいいのか見た目と成型のし易さに揺れる気持ち

生地をどれだけ傷めずに焼き上げることが出来るのかが最優先課題

まだまだわんわんぱんの試作は続く 。。。。 です
2017-07-12 08:54 in | Comments (4) #

2017年7月10日 (Mon)

わんわんぱん



親ばかな話ですが

今年9歳になる娘の華はほとんどの人語をわかっているようで

この子の前でめったなことは話せません

雨で散歩を止めたりすると恨めしそうな顔をしてまとわりつくし

美味しい袋のガサガサ音にはどこにいても猛スピードで目の前に参上

いまこの子が狙っているのは 「わんわんぱん」

先月から「無塩ぱん」の試作を試みていたのですが

体調不良で暫くお休み 。。。。。 を再開

以前師匠が糖尿病の方のために作っておられた「減塩ぱん&無塩ぱん」

その時はあまり気にも留めずに師匠の話を全部スルー

今思えばせっかくの勉強の場を与えられたのになんと愚かな弟子

今頃になって慌てふためいても後のまつり
 
材料は 岩手県産ナンブ小麦  天然水  ホシノ丹沢天然酵母 のみ

塩を使っていないので水分量の調節が重要課題

60% 58% 56% と2%づつ水分調整しながら試行錯誤

塩が入らないと生地が締まらないので成型の難度もMax 

実験ぱん作り

その試作の審査員が 華先生

けれど食いしん坊の華先生どんなぱんでもお気に入りのようで

サボっていないで早く作ってよ 。。。。。 のこの眼差し


出来上がったわんわんぱんは生徒さんちのわんちゃんにもお福分け

まだまだ道半ばのぱん修業

途中下車して娘のためにガンバレ 母さん
2017-07-10 08:45 in | Comments (6) #

2017年7月5日 (Wed)

重ねる暮らし



昨日のぱん

今日のぱん

明日のぱん

みんな違って面白い

自分の心が 晴れの日 も 曇りの日 も 土砂降りの雨の日も

目には見えないものを追いかけている暮らし

いつもいつもぱん生地に語り掛ける

ゆっくりゆっくり季を重ねて

見えない何かを感じようとする気持ち

捏ねあがった生地に気持ちを重ねて

手の感触頼りにぱん生地と向かい合う

作り手のささやかな願い

幸せにぱんになれますように
2017-07-05 16:58 in | Comments (2) #

2017年7月2日 (Sun)

あしあと


「初めてクープが開き、お教室での焼き上がりのようで嬉しくて
メールさせていただきました。
色が薄いのでまだまだですが良いお道具と共に頑張っていきたいと思います
これからもよろしくお願いいたします」



先月 福井県からお教室に来てくださった生徒さんから

届きましたメールと田舎ぱん画像です

16年程前にピッコリーノ 伊藤先生に手ほどきいただいて

余計なものを一切加えていないぱんに魅了され

以来独学でやってこられ基礎をしっかりやりたいと

キッチン工房 粉粉にご縁をいただきました

好きな道を目指して歩いてこられたお話や体験をお伺いし

同じくぱんの道を共に歩けることの素晴らしさを改めて嬉しいと思いました

「継続は力なり」

どんなに頑張っても終わりのない物作り人の歩く道

毎回 毎回 ぱん生地を前に途方に暮れた日々

自分の技量の未熟さや勉強不足を知れば知るほどへこんでばかり

でも共に手を携えて同じ道を歩けるお仲間がいてくださったこと

ゆっくりゆっくりこの道を歩いていこうという勇気のお福わけ

送っていただきました田舎ぱん画像は

好きな道をしっかりと歩かれていられる「あしあと」

誠実にぱんと向かうことの大切さを教えていただきました。
2017-07-02 19:10 in | Comments (4) #

2017年6月28日 (Wed)

企業努力



ぱん用のお豆を煮るのに使う圧力鍋

長年使用したWMF圧力鍋に替わって

半年前に我が家にやってきた電気マイコン圧力鍋

容量1.9リットルと小さいながら本当に働き者

昨夜 ひよこ豆の蜜煮を作ろうと取り出して

蓋を開ける際のつまみネジキャップが無くなっていることに気付き

本日 部品調達にカスタマーセンターに電話

結果はつまみネジだけの販売は行っていないという

困った 。。。。 

ところが折り返しのお電話で圧力がかかる部分は危険ですので

蓋をそっくり無償で新しい物に交換させていただきますとのこと

使用者のミスであり保証期間が過ぎていたにも関わらず

迅速な対応に顧客の信頼を大切にしている会社の企業努力を垣間見ました

何でも使い捨て時代の昨今

修理しても使いたいという顧客のニーズに対応できる会社が生き残れるんですね

これでやっとお豆さんを煮ることが出来ます

いつかまたこの圧力鍋が壊れてしまったら

迷わず同じ会社の物を買いたいと思います
2017-06-28 16:33 in | Comments (2) #

2017年6月25日 (Sun)

ゆるりゆるり


先週の月曜日から扁桃腺に始まり

その上肺炎球菌ワクチン接種との相性が悪く

発熱 めまい 頭痛

腕の腫れと痛みのオンパレード

1000人に一人という災難クジに当たってしまい

三日間で6本の点滴に抗生剤投与

さすがに気力だけでは完治せず

1998年にお教室を開いて以来はじめてお休みをしてしまうという大失態

まだ左手が痛みで思うように動かせないものの

抗生剤のおかげで熱も下がり体調もまずまず状態

何が辛いといってぱん作りが出来ないことが何より辛い1週間

本日ゆるり酵母作りから仕事再開



10年前 師匠から頂戴した酵母起こしに使う竹ベラ

落ち込んだり壁に激突したりした時に

そっと取り出して元気をいただく宝物

大丈夫 大丈夫

ゆっくりゆっくりでいいんだよ

自分を励ますおまじないです
2017-06-25 15:42 in | Comments (4) #

2017年6月18日 (Sun)

お掃除ロボ君


ぱん作りの前の一仕事

メニュー選び 段取り表作り  食材準備  器材準備 

そして 。。。。 お掃除と心の準備

仕事場の床を一回りモップかけ

その後の助っ人 

掃除機ロボ君 に 拭き掃除ロボ君

見張り役の管制官はさぼらないように監視中



恒温器の中のぱん生地もゆっくりゆっくり長時間低温発酵中

何種類もの生地を同時発酵中はそれぞれの恒温器の調整温度確認作業

そうこうしながら作り手の気持ちにもスィッチが入り

半日かけて発酵してくれた生地を前にひみつのおまじない

幸せって探すものではなく受け取るものなんですね
2017-06-18 21:37 in | Comments (2) #

2017年6月14日 (Wed)

ぱんスライサー



12年ほど使用のぱんスライサー

先日メーカーにメンテナンスしていただいて刃が少し歪んでいるとのこと

新しい替え刃に交換し付属の砥石で両面6回ほど研ぎ試しカット

5mm 〜 5cm の厚みまで対応

刃に油脂が付くのを避けるため

食ぱん 田舎ぱん カンパーニュ以外にはあまり使用しない

ぱんは食べるその都度カットしたほうがベストであっても

家庭用のぱん切包丁では薄くスライスは無理なので

この電動スライサーはとても頼もしい助っ人

普段はオーブン下のスライディング棚にスタンバイしていて

必要な時に引き出して大活躍

こんなところに隠れているんですね 。。。。

生徒さんたちもびっくりの隠れ場所

優秀なお道具は最高の助手さん

いつもいつもありがとうの気持ちでお手入れ

物作り人の大切な仕事のひとつです

2017-06-14 16:52 in | Comments (4) #

2017年6月11日 (Sun)

ご縁



福井の生徒さん作 田舎ぱんと葡萄ぱん


昨日の天然酵母ぱんレッスン

片道5時間かけて福井から(前日大宮でご宿泊されましたとのこと)

越しくださった生徒さん

16年前東京都町田市鶴川のピッコリーノのお教室に一度だけ伺ったことがおありで

その後いろんなぱん教室にも行かれたとのこと

それでもやはりピッコリーノのぱんの味が忘れられなくてずっと独学でやってこられ

HPでキッチン工房 粉粉を見つけてくださり

基礎からしっかり学びたいとお問い合わせをいただき

ご自分で焼かれた田舎ぱんと葡萄ぱんをお持ちになってお越しくださいました

町田市鶴川は足掛け6年新潟から通わせていただいたお教室

師匠の授業は厳しかったけれどわたしのぱん人生を変えてくれた懐かしい場所

16年を経て再び繋げていただいたご縁に感動でした

独学で焼かれたぱんは紛れもなくピッコリーノの味

毎月は来れませんがしっかり学ばせてください。。。。

好きなぱん作りの道を歩いてこられた笑顔は本当に素敵でした

こちらこそ本当にありがとうございました


他の生徒さんたちも思い思いのぱん作り

本日のランチ

ケールとブロッコリーと小松菜の冷製スープ
クスクスとツナのハーブ合え
お豆とクリームチーズのディップ
アイスコーヒー
バケットと田舎ぱん

ご持参いただいたぱんをみんなで試食&批評時間

美味しいで繋がった楽しい時間でした。


2017-06-11 17:29 in | Comments (2) #

2017年6月7日 (Wed)

そらまめの歌



ぱん屋時代のお客様から季節の宅急便

収穫したばかりの瑞々しいそら豆を沢山頂戴しました

箱から飛び出した目にも鮮やかな大軍団豆

思わず自作自演の そら豆の歌が飛び出し

新聞紙広げて皮むき作業

独り占めらしたら罰が当たりそうなので

新鮮なうちにあちらこちらにお福わけ

今夜のおうちごはん

☆そら豆の白和え

☆新玉ねぎとそら豆のかき揚げ

☆小松菜とそら豆のガーリック炒め

天ぷら苦手なんて言ってる場合ではないので

この際腹をくくって大奮闘

一年ぶりにそら豆三昧

いつもいつもお心にかけていただきありがとうございます
2017-06-07 00:57 in | Comments (2) #

2017年6月4日 (Sun)

変わりゆくもの


好きなものをしまい込まない暮らしをしたい

使うもの 使わないもの 見て楽しむもの だけを残し

二年間かけてゆっくりゆっくり暮らしを見直し

愛着品も含めた沢山の物たちをお嫁入りさせ

転居先の小さな家に収まるだけの家具と本

キッチンに収まるだけの調理道具

ぴったり収まったときは本当に嬉しかった

日高暮らし 三年と三か月

静かな自然に囲まれた町で暮らしも変わり

酵母もぱん生地も少しづづ少しづづ穏やかな息遣いに変わり

人の暮らしは日々変わりゆくものと感じる毎日

一度は手放したものの再び手元に置きたいと買い求めた仲間たち

タカヒロのドリップポット


フジノスのミルクパン


パイレックスのメジャーカップ



失敗から学んだ大きな教訓

買いなおしたということはわたしに必要な道具だったということ

断捨離推薦で有名な暮らしアドバイザーの方が著書に書いておられました

「物を片付けられない人は自分の人生をも決められない人です」

これは少し疑問に思います

人から見たら不用品に見えても自分には大切な物

誰しもがすっきりした暮らしを望み片付けたいと思っていても

人は「愛着」というものと戦っているのかも知れません

大切なのは 「今」と「これから」

断捨離も慌てずゆっくりゆっくり楽しんで。。。。です

2017-06-04 08:37 in | Comments (4) #

2017年6月1日 (Thu)

紅茶イングリツシュマフィン



ファーストフラッシュダージリンを使った紅茶イングリッシュマフィン

仕込み水の替わりに煮出した紅茶液と茶葉を生地に加えて発酵

甘みをつけていないので紅茶の香りがストレートに伝わってくる

そのままでも美味しいですがはちみつをかけたりチーズをサンドしたり

少し濃い目に入れたミルクティーを添えてゆっくり朝食

シンプルにあまり手を加えないでしっかりした粉の味が楽しめるぱんです


美味しいいただき物は群馬県産のこんにゃく芋を使ったこんにゃくパスタ

熱湯で3分茹でソースを絡め小ネギをトッピングした本日のランチ

美味しいは沢山の笑顔を運んでくれる

本日もごちそうさまの一日でした
2017-06-01 00:32 in | Comments (2) #

2017年5月29日 (Mon)

散歩道



駐車スペース三台分確保必要な我が家には庭がないので

散歩途中によそ様のお庭を拝見しては楽しんでいる日常

歩いて15分ほどの場所の一角に

突然現れるおとぎ話の世界から抜け出てきたような素敵なお庭があって

アプローチから続く可愛いお庭と塀に掛けられたミニチュアガーデングッズ

四季折々のお花をいつも拝見させていただくのが愉しみです


アーモンドプードルをたっぷり加えた

クッキー生地の帽子をかぶせたメロンパン

時間がかかるのでなかなか作らないぱんですが

真夜中にときどき作りたくなる不思議なぱんです
2017-05-29 00:40 in | Comments (4) #

2017年5月24日 (Wed)

メンテナンス



10年近く使用した二台のぱん捏ね器

最近モーター部分に熱を持つようになりメーカーにメンテナンス依頼

「長いこと大切に使っていただいたんですね ありがとうございます」

出張してくださった担当者さんのから感心されてしまった捏ね器ですが

昨年末でモーターが作れなくなってしまったので製造中止とのこと

年間200台くらいの販売台数  モーター部分だげが外注仕事

もっとロットが多いと作ってもらえるんですがね。。。。。かなり残念そう

この器械が無くなってしまったら途方に暮れること必定

会社に残っていた最後の一台を購入させていただけることになり

ついでに12年使用したぱんスライサーも見ていただき

刃が少々歪んでますね 。。。。。 ということでこちらも替え刃交換

危ないですから軍手をしてけがをしないようにと

ドライバーを使って取り外しの訓練実技

何から何まで至れり尽くせりの担当者さん

思わぬ出費もさることながら器械が変わると

生地の捏ね時間も分単位で違うのでメモを片手に試行錯誤

今夜も食ぱんの仕上げ発酵時間とにらめっこ

生地を捏ねてからすでに14時間

作り手の気持ちを知ってか知らずか

型に入った生地が発酵器の中でゆっくりゆっくりお休みタイム

待つことだけが作り手の仕事

こちらも焦らずゆっくりゆっくりのぱんと仲良し時間です

2017-05-24 21:30 in | Comments (4) #

2017年5月22日 (Mon)

美味しいテーブル



お教室の生徒さん宅で実った日高市高萩産ミニさくらんぼ

普通のさくらんぼの半分くらい大きさながら

甘くて瑞々しく皆さんでたっぷりいただきました


こちらは毎年作ってくださる生徒さん作の桜もち

桜の葉の香りと相まって大好きなこしあんがたっぷり

本日のランチメニュー

根菜の和風バーニャーカウダー

長ネギのポタージュ

デザートはカラメルゼリー

バケットに丸ぱん 

アイスコーヒー

桜餅

本日も美味しいテーブルになりました

レッスンにきてくださる皆さん本当に美味しいものをご存じで

教えていただくことが盛り沢山

ゆっくりゆっくり時間が流れるお教室でした
2017-05-22 00:07 in | Comments (2) #

2017年5月17日 (Wed)

贈り物



神奈川の生徒さんから母の日のプレゼント

アップルシードとわたしの大好きなざらめ煎餅

おまけは娘の華へわんこ煎餅

添えてくださったお気遣いのカード

粉粉ぱんが紡いでくれた温かなご縁

まっすぐに生きていたらまっすぐな方々と出会えること

教えていただいた気がします


玄関先のレモンの木に小さな白い花が咲き始めました

近づくとほのかにレモンの香りが漂ってきて

いつまでも見惚れてしまいます

塀に沿ってあと数本レモンの木を探しに出かけたい春です


散歩道に咲いていた可愛い小花

道草して見つけました
2017-05-17 23:30 in | Comments (2) #

2017年5月14日 (Sun)

お道具



計量器

ぱん作りに欠かせないお道具

なによりも重視しているのは 0.1g 秤であること

0.1g 秤と 0.5g 秤では お塩にしたら一つまみの差が出る

この差はぱん作りにはとても大きいので

お教室では皆さんに 0.1g 秤をお薦めしています

総てデジタル秤ですが一番奥の大きい物はデカ文字仕様

手前は 0.1g から 3000g まで量れるステンレス製

粉を量る 生地を量る 福材料を量る

それぞれの目的に合わせて使うものを選ぶ

修業時代は上皿秤使用で目盛りが細かいので間違えてよく失敗


師匠からこの秤でやるように言われたのに今ではデジタルに傾いて

恥ずかしながらもう上皿秤には戻れなくなってしまいました

沢山の秤のお手入れ

お世話になってますの気持ちでお手入れです。
2017-05-14 17:00 in | Comments (4) #

2017年5月10日 (Wed)

受け継がれる伝統の味



大根  蓮根  人参  牛蒡  夏蜜柑  生姜  薩摩芋  蕗  栗

昆布  茄子  椎茸  金柑  セロリ  無花果  茗荷  苦瓜

見事なまでの美しい野菜菓子

江戸時代から伝わる砂糖漬け

風流な中に美意識を感じられる 向じま 「梅鉢屋」の伝統菓子

合成着色料・保存料は使っていないので日持ちは2週間

買物獨案内によれば

梅鉢屋は当時日本橋にあった「伊勢」という砂糖漬舗を起源にもち
江戸砂糖漬けの技法を忠実に今に伝える唯一の菓子舗です

とありました

日本文化の美しさを今に伝える職人の技

見ているだけでほっこり優しい気持ちにさせてくれる

手土産にしたい逸品

ひとつふたつと箱から消えていくのが寂しくなるような

ひとり占めのお菓子の箱

味と技術 受け継がれるものには心があるように思います
2017-05-10 16:27 in | Comments (4) #

2017年5月8日 (Mon)

分類仕事



お教室で使う グラス カップ など皆さんが取り出しやすいように

使用頻度に合わせ数を絞って分類仕事

ぱん教室のみなさんのランチ用に焼くぱんに合わせて作る季節のお料理

ぱん教室なのかお料理教室なのか質問も多岐にわたるお教室景色

簡単なお料理にデザート考案もわたしの大好きな仕事


お茶のカップもスープカップもソーサー無し

メインプレートは27センチのウェッジウッド15年愛用皿


ティーポットもこのほかに

キャンドルで温められる式のオールドパイレックス

1000㏄作れるマリアージュフレールの保温ポット

お替り自由なお紅茶をいただきながら

ぱん作り時間よりも長いおしゃべり時間

限られた空間に置けるだけの限られた食器たち

使い勝手のよい物だけを残すと決めた小さな決断

季節に合わせ気分に合わせて入れ替える

引き出しを開けるたびに中の物たちのご機嫌伺い

ぱん作りの次に楽しいお片付け時間の連休でした
2017-05-08 11:49 in | Comments (2) #

2017年5月4日 (Thu)

日本の手仕事



北信濃須賀川 根曲竹細工 37cm

かなり大きめの竹皿を野菜の天日干し用に使用 


これは二代目

初代は新潟で活躍してくれましたが老朽化 転居の際望まれてお嫁入り

似たようなものを探したのですが相性のいいものになかなか出会えなく

新潟のお店に電話して送っていただきお披露目です


暮らしの中で無ければ無いで暮らせるも物ですが

野菜を干したり

沢山のお結びを乗せたり

洗ったお道具を陰干しするのに使用したり

見ているだけでぬくぬくほっこり温かい

それは大量生産の機械では生まれない

職人さんがひとつひとつ丁寧に作られた手仕事の業

日本の物づくりの素晴らしさは世界に誇れる逸品

普段は冷蔵庫の脇でひっそりと姿を隠していますが

活躍の場を探すのが楽しみです
2017-05-04 00:39 in | Comments (4) #

2017年4月30日 (Sun)

天日干し



ゆっくりのんびりピザ食材つくり

洗ったミニトマトを一晩水切りし翌日半分に切って種をとり

陽と風のよい通り道に縁台を移動させて半日以上天日干し

時々様子見をしては裏表を入れ替え

干すと残った種が取りやすくなるので再度丁寧に取り除く


午後の陽ざしを探して縁台を移動させながら乾燥させたセミドライトマト

この時点で糖分が出てきて甘さが増しこのままいくらでも食べられそう

それを横目に見るだけで我慢


その後100度のオーブンで60分

カラカラに乾燥したドライトマトの出来上がり

それをガラスの瓶に入れてトマトがしっかり浸かるように

オリーブオイルを注いで寝かせること一週間

やっとピザに使えるミニトマトのオイル漬けの完成です

玉ねぎとしらすとミニトマトのピザ この量で約二枚分ピザ材料

沢山焼くときにはこの一連の作業を4~5回繰り返す

ピザ一枚作るのにゆうに10日かかる仕込み作業

なんとも気の長い話ですがかなり大好きな仕事です

ズッキーニのピザの時はスライスしたズッキーニも天日干しすると

生では味わえない優しい味に

おてんとうさまの力って本当に偉大とつくづく感動させられる

手間暇はかかるけれど

ぱん仕事は素材作りから始まり時間をかけて形になる

がんばれ作り手 。。。。と励まされているような陽だまりの午後でした
2017-04-30 21:41 in | Comments (4) #

2017年4月26日 (Wed)

プライドラベル



ぱん屋時代 保健所から

対面式販売のぱんには原材料を明記する必要ありませんと説明された

しかしアレルギー体質のお子さんを抱えられたお客様から

色んなご質問をお受けしたとき解る範囲でお応えしなければと

ショーケース近くに原材料の総てを張り出した

身体に優しいぱん作りを目指して

安心をお届けするために

一個一個の袋詰めしたぱん袋に貼った原材料ラベル

命を紡ぐ食べ物の作り手に課せられた使命は

入れる必要のない物は一切加えない

原材料を見せてくださいと言われたらすぐにお見せできるぱん作り

真っ直ぐに生きたら真っ直ぐに生きている人と出会える

それを教えてくれたわたしのプライドラベル


可能な限り手に入れられる安心材料

少量しか使わないけれど精製されていない素のグラニュー糖

自然塩  自然卵  国産小麦  オーガニック材料   

食材探しは作り手の気質も問われた

幸せなことに日高には

オーガニック食材の日本総代理店「アリサン」の本社

放し飼の新鮮たまご  近くの牧場には新鮮な牛乳  無農薬野菜農家さん

ぱん作りに必要なものが総てそろっていた

そんなことは何にも知らずに転居

招かれてこの地でぱん作り

師匠が常におっしゃられておられた

「腕が未熟な分 いい器械といい食材に助けて貰いなさい」のお言葉

誠実にぱん生地に耳を傾け命を繋ぐ物作り人目指して

ゆっくりゆっくりのぱん作りです
2017-04-26 14:31 in | Comments (4) #

2017年4月23日 (Sun)

暮らしの余白



暮らしの中の小さな決断

愛着のある物たちだけと暮らしたい

そんなささやかな気持ちからはじまったお片付け

暮らしの道具もキッチン道具も

総ての物をサイズダウン

毎日のごはん作りの鍋たちは14cmと16cm


この鍋に使う蓋は二個のみ

総ての鍋にジャストサイズ

もともと専用蓋はあったものの調理の進行具合が見えず

開けたり 閉めたり 手間暇ばかり

それを解決してくれたのはガラスの蓋

常備菜を除くごはん作りにかける時間

朝10分  昼15分  夜30分程度

一合のお米を炊く  二杯のお味噌汁  作り置きのお惣菜

この鍋たちが大活躍

暮らしも気持ちも余白が大事

縁台でまな板やザルたちが日向ぼっこ

つられて持ち主までうつらうつら

春風が心地よい日高の春です
2017-04-23 20:18 in | Comments (4) #

2017年4月19日 (Wed)

ぱんの焼き印



ぱん屋オープンの際に

北海道の職人さんから作っていただいた

「粉粉」 二文字の ハンダごて式の焼き印

熱しすぎると焦げのようになり  加熱不足だと文字がつかない

ちょっとコツが必要でしたが食ぱんやあんぱんに押して楽しんでました

最近使ってなかったことを思い出してお手入れ中

ぱん屋時代は時間にばかり追われていて気持ちだけが先行

一週間にたった二時間の開店時間

それをめがけて毎週毎週来てくださったお客様方

人間として 物作り人として 育てていただいた5年間

いまにも消えてしまいそうな足跡をなぞるかのように踏みしめた時間

ぱん作りのお道具以外の持ち物の7割以上を手放して

いまとなっては何を手放したのか記憶もあいまい

身軽になって思暮らしの中の足るを知る

心地よい暮らしとは見えたままが清潔である事

気持ちを整えて  ぱん作りの手順とお道具を整えて

物作り人としての仕事のはじまりは

常日頃の心の有り様が大切だと教えられる


箱から取り出したお道具たち

暖かな陽射しの中で陰干し中です
2017-04-19 16:20 in | Comments (6) #

2017年4月16日 (Sun)

散歩道



スーパーの行き帰りに道草する散歩道

ゆっくりゆっくり風を感じながら

道々に季節の花が咲いている景色に足を止め

買った荷物の重さに気が付いて岐路につく

20インチの自転車はなかなか前に進んでくれず

坂道に差し掛かると歩いたほうが早かったりするけれど

家からスーパーまで7分の距離

危なっかしい自転車運転ゆえ畑の間の細い道を探して走る

道々下校途中の小学生の笑顔に心がゆるゆる緊張から解かれていく

毎日の暮らしも晴れたり曇ったり雨だったり

ときどき立ち止まって風を感じる暮らしの大切さ

日高の春は長閑です
2017-04-16 21:46 in | Comments (6) #

2017年4月12日 (Wed)

焼きサンド網



電気ホットサンドメーカーを手放してから

フライパンに重しを乗せて作っていたホットサンドイッチ

とろ火でゆっくり時間はかかるものの

焼きたての美味しさには勝てなくてときどきランチに登場する

トースターで作れるホットサンド網

先日ショッピングモールで見つけ思わず衝動買い 

半信半疑でつかってみたら 。。。。。 簡単 便利 

薄切りにした食ぱんに好きな具を挟んで網にセット

トースターで5分焼いて出来上がり

厚切りぱんだと少々難儀するけれど挟む具を加減すれば何とか収まり

食ぱんの耳も落とさず綺麗な焼目に目から鱗

和食の煮物からハム&チーズまで何でも具になるホットサンド

暫くはホットサンドにはまりそうです
2017-04-12 16:48 in | Comments (4) #

2017年4月10日 (Mon)

おやつ



本日のおやつ

紅茶のシフォンケーキ

お菓子つくりは得意ではありません

作れるものは毎日のおやつ

シフォンケーキ  プリン  マフィン  チーズケーキ  ムース  

出来るだけシンプルに30分以内で作れるものばかり

ムース以外はオーブンにまかせっきり 

材料も冷蔵庫にあるものばかり

思い立ったらすぐに作れるらくちんおやつ

作り続けてわがやの味に

苦手ながら計量だけは真剣に 。。。。 です

日高は街中いたるところに桜の大木

花びらが風にまって花吹雪

車のフロントガラスに落ちた花びらがなんだか愛おしくて

暫くこのままでいようと思います
2017-04-10 00:30 in | Comments (4) #

2017年4月5日 (Wed)

立ち止まるとき



電気ケトルのお湯がポコポコ沸きはじめ

一日の始まりにコーヒー豆を挽きドリップポットにお湯を移し替え

大きく深呼吸しながらゆっくりコーヒーを入れる

ネルドリップでコーヒーを入れることを教えて貰ったのは何時の事だったか

記憶をたどりながらカップに滑り落ちていく雫玉を見ている至福の時間

コーヒーメーカーでは出せない深い味を探してたどり着いた味

60歳で他界した父がいつも淹れてくれたインスタントコーヒーの味

一杯のコーヒーが忘れられない味の記憶を思い出させてくれる朝です


引っ越し記念に植えたレモンの木に一個だけ実がつきました

寒さに耐えた健気さが伝わってきてなんだかとても愛おしい

1日の始まりに願うこと

今日も幸せぱんの作り手になれますように
2017-04-05 16:49 in | Comments (6) #

2017年4月3日 (Mon)

菜の花畑



春の日高は菜の花絨毯一色

木蓮 梅は華やかで家から見える高麗川中学校の桜も間もなく開花

窓から入る陽射しも冬から春へと柔らかに替わり春風が心地よい季節

仕込んだ酵母さんも20℃に設定した恒温器の中で気持ちよさそうぷくぷく中

粉粉ぱんの味も少しづつ春の味になってきました

お祝いや陣中見舞いに作ったひよこ豆の焼きカレーぱん

生地を仕込んでから14時間後

前もって焼いておいた食ぱんを

フードプロセッサーで砕いたぱん粉でお化粧を施し180℃のOvenへ


庫内の様子を見ながらしっとり焼き上げました


たっぷり包み込んだカレー餡がゆるゆる溶けだす爆発直前に取り出し

落着つくまでじっと待ったら出来上がりです

焼きたても美味しいですが一日寝かせると味に深みがまして

生地とカレー餡がくちの中でほろほろ一体化

ひよこ豆と日高野菜をコトコトと一緒に煮込み寝かせること2日間

仕込みから出来上がりまでの所要時間62時間

待つこともゆっくりゆっくり

作り手にとって何ともワクワク楽しい時間

幸せなぱんにしていただけますようにと祈る気持ちで送りだす

たった一個の粉粉ぱんが紡いでくれる沢山のご縁

明日も良い日でありますように
2017-04-03 10:43 in | Comments (6) #

2017年3月29日 (Wed)

春色



今月の天然酵母ぱんレッスンのランチメニューは春色


サーモンのカルパッチョ
日高野菜のピクルス
苺のムース
豆乳ミルクジャムのブルスケッタ
桃の紅茶

ゆっくりゆっくり流れる春時間

あれもこれもと詰め込まないで

出来ることから始めるのはぱん作りも同じこと

酵母さんのご機嫌は 

季節によって 気温によって  作り手によって

毎回同じには出来上がらないけれど

そこからまた新しい美味しいが生まれていく

命を育むために心を尽くし思いを重ねて

自由な発想から生まれる粉粉ぱんたち

作り手に課せられた美味しいを紡ぐ時間

立ち止まって日高の春を感じています 
2017-03-29 17:00 in | Comments (4) #

2017年3月26日 (Sun)

椅子の張替え



8年目の椅子の貼り替えの間の代用に活躍してくれたのは

以前新潟のシーツさんから作っていただいた

工事現場で足場に使われていた古材ベンチ、いい味になってきました

6客の椅子のなか今回の張替えは4客

まちまち色の布座面をビニールレザーに変えるため1週間の工房入り

昨日座面だけは新品同様に戻ってきました


背もたれも脚も敢えて古いままの北欧ビィンテージ椅子

これも新潟のストアールームさんで出会って一目ぼれした椅子

古いながら座り心地がとてもよく

この椅子に合わせてテーブルの高さを大工さんにかさ上げしてもらい

日高でも愛用の椅子たち

お教室のみなさんからも ついつい長居をしてしまう椅子  との賞賛椅子

張替えの代金で新しい椅子が買えるかもしれませんが

座り心地優先にするとやっぱりこの椅子でなくては 。。。。。 です

手入れのことを考えた張替え

ちょっぴりシックな空間になったような気がします

2017-03-26 15:36 in | Comments (6) #

2017年3月22日 (Wed)

ゼンマイ仕掛け


畑の隅っこで見つけた四葉のクローバー

摘み取ってしまったら幸せが逃げていきそうだから

誰かに見つからないようにほかの葉っぱで隠して

ひとりで時々眺めに出かけた午後

雨上がりの空は青というより蒼

日高時間はのんびりゆっくり流れる風のようです

自分分析 ゼンマイ仕掛け人間

仕事に夢中になっていると時々ゼンマイが緩くなって思考力ゼロ

そんな時は全部ほっぼり出して外に飛び出す

近くを探索したり 車で15分飛ばしてカフェに潜り込んだり

そうこうしているうちにゆっくりゆっくりゼンマイが巻かれて

強く巻きすぎると故障するので90%巻かれたら仕事再開


姪の次男 一歳の誕生日 

この子も春の陽気に誘われて爆睡中です

2017-03-22 23:59 in | Comments (4) #

2017年3月19日 (Sun)

お祝いぱん



新潟の友人から嬉しいメールが届きました

「うちの娘 新潟大学に合格しました 
その節はいろいろありがとうございました
なんか報われた感じです 夫婦で涙が出ました」

三年前 埼玉に転居したばかりの頃

お嬢さんが高校に行かなくなり 学校の先生方との話し合いも難航

担任の教師と喧嘩までして子供さんの意志を尊重されたご夫婦

何も言わずに見守ることの辛さをお聞きしてましたが

1年後予備校に通われているとのお話

その後を案じておりましたが

難関の新潟大学合格にもらい泣きしてしまいました

今までは陣中お見舞いの粉粉ぱんのお届けでしたが

このたびは サクラサク 

お祝いぱん作りをさせていただきました

見守る事 突き放すこと 心配ないよと抱きしめること

辛い日々を乗り越えられた先の喜びのお福分けをいただいた日

心からおめでとうを粉粉ぱんに託して送ります

いつも粉粉ぱんを食べると元気が出ますと励ましていただいたお礼です

あきらめないで一歩前に踏み出すこと

涙と勇気におめでとうです
2017-03-19 16:18 in | Comments (4) #

2017年3月16日 (Thu)

お弁当箱ごはん



炊飯器のない我が家では夜ごはんに毎日お鍋で一合のお米を炊きます

一合で四杯分のごはん

お米をといで30分浸水 

火にかけ沸騰したら弱火で10分炊き 蒸らし10分

蒸らし終わったらすぐにお櫃に移す

我が家のお櫃は曲げわっぱのお弁当箱

炊飯した一合がちょうど入るサイズ

金具が一切使われていないので

残ったご飯はお弁当箱に入れたままレンジで温め可能

三根山農場の長津さんちのぴかぴか新潟米越ひかり

お弁当箱の中で冷めてもつやつや光っていて

翌日の朝食までほっこりぬくぬくお休みタイム

二か月に5キロ 長津さんから届く宅急便

新潟を離れてもやっぱり恋しい故郷の味です


2017-03-16 00:44 in | Comments (4) #

2017年3月13日 (Mon)

コツコツ コツコツ


毎日の暮らしはコツコツの積み重ね

一見無駄のように見えることも

たくさんの引き出しの一段に積み重なることを教えてくれるぱん作り

季節によって 気温によって 湿度によって 作り手の心持によって

味が少しづづ違ってぱん作りの楽しさと難しさを味わいながら

喜んだりへこんだり 一喜一憂

ぱんのレシピに書き加えられるデーターも足したり消したり

得意なこと 不得意なことの仕分けをしながら暮らしを紡ぐ



本日のおやつはサツマイモチップ 


朝食用のケーク・サレ(甘くない食事向きパウンドケーキ)も焼き上がり

カーテン越しの暖かな陽ざしに誘われてコックリコックリ

明日もいい日でありますように
2017-03-13 00:25 in | Comments (4) #

2017年3月8日 (Wed)

引っ越し記念日



引っ越した記念に植えた水仙 今年も小さなつぼみをつけました

2014. 3.11 新潟と高崎の県境までの関越高速道路は猛吹雪

越後川口から関越トンネルまでの区間を

除雪車に先導されて30キロのスピードで運転しながら強行突破の山越え 

吹雪で5メートル先がやっと見える程度の悪天候 

雪のない暮らしに慣れてしまっても

吹雪の山越えは忘れることが出来ない引っ越し記念日

あの日から3年

眩しいほどの陽の光の中で穏やかに暮らせることを感謝する日です


きょうのおやつはチーズケーキ

クリームチーズ、サワークリーム、グラニュー糖、卵、薄力粉、レモン汁

全部フードプロセッサーに入れて混ぜ合わせ

170℃のオーブンで45分 湯煎焼き

おうちおやつは簡単が一番

甘酒にあうおやつです


2017-03-08 21:10 in | Comments (4) #

2017年3月6日 (Mon)

暮らしを紡ぐもの



身の回りの整理をしながら気持ちも一緒に整理中

残すものと手放すもの

これからどういう暮らしをしたいのか

迷う自分に問いかける

残るべきものは残るはず

先を急がすゆっくりゆっくり

今の暮らしに必要なものはそんなに多くはなかったこと

改めて気づく暮らしのかたち

古くなって見た目が少々悪くても共に暮らした愛着品

少々くたびれた古いコップも共に旅した宝物

晴れの日は日陰で愛蔵本の日向ぼっこのお付き合い

日高暮らし 晴れ のち 曇り のち 風 


朝日がカーテンの隙間から入る頃

昨夜仕込んだぱん生地のご機嫌伺いしながらのお茶時間です
2017-03-06 00:01 in | Comments (4) #

2017年3月1日 (Wed)

雨音



久しぶりの雨音を聞きながらぱん生地仕込みの夜

今週はぱんの焼き色を試行錯誤

上の画像から順にオーブン温度

200℃ 15分  180℃18分 焼成33分

200℃ 10分  180℃25分 焼成35分

200℃ 10分  180℃30分 焼成40分

200℃ 12分  180℃30分 焼成42分

焼成時間 2~3分 程度の違いでも焼き色が少しづつ違って

油断をすると焦げてしまうのでそこは慎重にオーブンとにらめっこ

味に大差はないけれどやはり見た目も大事

美味しい色を見つけるのも作り手の仕事

ぱん作りはなんだか理科の実験みたい

真夜中のひとり言です
2017-03-01 23:46 in | Comments (2) #

2017年2月26日 (Sun)

窓辺の景色



朝日が差し込んでガラス瓶がキラキラ輝く朝

もうすぐ日高にも春の訪れ

沢山あったガラス瓶もお気に入りだけを残して手放し

画像の左の大きなものは姪にせがまれてまもなくお嫁入り

ガラスに魅せられてステンドグラス作り25年

転居の際に沢山の作品も新潟の友人宅に飾ってもらい

手元にあるのは ランプ 二個  鏡 二個

作品作りに没頭した遥か遠い時間が懐かしい


春一番に着たい真っ白なブラウス

仕事着も普段着も白は大好きな色

ぱんの修業時代、師匠から着用を指示されたのは白綿のコック帽にコック服

今はコック服は着ませんがぱん作りの際には年中必ず「綿」か「麻」の白い服

白は心をしっかり引き締めよと無言の戒めの色なのかもしれません
2017-02-26 20:46 in | Comments (4) #

2017年2月22日 (Wed)

ここに隠れてます



毎日キッチンで活躍してくれるバットたち

すぐに取り出せるように置き場所は電磁調理器についているグリルの中

お魚やグリル料理に使う場所ですが我が家では使ったことがありません

理由は単純に掃除がしにくいから 。。。。。 

焼き魚や野菜のグリルはミニグリルパンで事足りてるので

あえて掃除がしにくい付属のグリルは必要がありません


代わりにバット 栓抜き  鍋掴み  ミニおろし金 など

細かいキッチン用品もすべてがここに収まって行方不明になる事もなく

ごく一般的なキッチン引き出し二個分にも匹敵する隠れ場所

キッチンが狭ければ狭いながらになけなしの知恵を絞って

小さな暮らしを助けてくれる空間になってます
2017-02-22 19:10 in | Comments (4) #

2017年2月19日 (Sun)

本日のレッスン



ひよこ豆を圧力鍋で煮込んで汁ごと一晩冷蔵庫で休ませ

翌日ひよこ豆と玉ねぎ、人参を粗みじん切り、野菜ジュース ローリエを加え

とろ火でコトコトゆっくり鍋で煮込み30分

化学調味料無添加のカレールーを加えて水分を飛ばしながらさらに30分

出来上がった餡をもう一晩冷蔵保存

12時間発酵させた生地にたっぷりカレー餡を包み込んで二次発酵

表面に溶き卵をぬり

食ぱんをフードプロセッサーにかけて作ったぱん粉をトッピング

180℃のオーブンで焼成15分

あつあつの焼きカレーぱんの完成です

油で揚げていないのであっさり味のカレーぱん

焼きたてのカレーぱんをさっそく試食の皆さん達

手間をかけた分だけ達成感100%

本日のごちそうさまにほっと一息

心もお腹も満ち足りた一日でした
2017-02-19 21:32 in | Comments (6) #

2017年2月15日 (Wed)

ぬくぬく日和



新潟の生徒さんからの贈り物

添えてくださったカードのサインは 住民票より

新潟でのキッチン工房 粉粉オープンの前から

週に6日 工房にいらしてわたしのぱん作りの傍らに

それを見ていた家人が

そんなにここが気に入ったのなら住民票を移したら 。。。。。

そんな冗談が飛び出して以来彼女のペンネームは住民票さん

わたしと二回り近くも年が違っているのに何故か気の合うぬくぬくさん

いまは仕事が忙しくお会いできるのも年に数回

懐かしさと思い出が沢山のご縁です


これは小学三年生の姪の子供からの手作りバレンタインチョコ

けいちゃん いつも美味しいものありがとう 今度はたこ焼き一緒に作ろうね

何時もラブレターは食べ物の事ばかり

背中を押されているのはどうやらわたしのほうでした
2017-02-15 16:52 in | Comments (4) #

2017年2月12日 (Sun)

手放すものと残すもの



暮らしに余白を残すため手放したもの

フードプロセッサー  ジューサー  大きな蒸籠  重い圧力鍋

少量のジュースやマヨネーズやスープ作りはこのブレンダー活躍してくれ

沢山の蒸し物は鍋にザルを入れて事足りた

絶対に必要だと思い込んでいたものが無ければ無いで

別段暮らしに困る事ではなかった

それに気が付くまでどれだけの時間を要したのか

迷って悩んで自分に下した決断

一個手に入れたら三個手放す

母亡きあとに持ち物を整理しながら母の愛着品の数々に涙

残して逝かなければならなかった無念の思い

ならばこそ自分の意志で次の持ち主を探すことも大切と学んだ


手放したもの達の代わりにやってきたフードセーバー(真空パック器)

ぱん材料の酸化を防ぐために新しい相棒に選んだ

大工さんが作ってくれたスライド式の台にぴったりサイズ

使うときに引き出して 普段は引っ込めてすっきりと


手放すものと残すもの 

暮らしの中でそれぞれの役割を果たす

断捨離行為がいいことで 物に溢れた暮らしが悪いなんて一概に決めれない

沢山の愛着のあるものに囲まれて楽しく暮らせるなら何よりそれは幸せなこと

家中すっきり物のない暮らしで心がギスギスするならば悲しい決断

幸せの度合いは人それぞれ

風潮に流された暮らしは寂しい

自分の暮らしは自分で選ぶ

何事もゆっくりゆっくり田舎暮らし

春はまだ遠い気がします
2017-02-12 20:47 in | Comments (4) #

2017年2月8日 (Wed)

ミモザのリース



東京世田谷の花屋 花子さん から春のリースが届きました

季節ごとに届く花子さんのリース

白い壁に掛けただけで空気まで季節に染まるような

素朴だけれど選び抜かれた素材だけで作られている温かさが伝わってくる

物作り人から生まれる作品は暮らしの中から生まれたもの

奇を衒うことなく凛としているのに優しさがそこかしこに埋もれている

総ての事が100%完成でなくても

どこかにほっと心和むものを見つけたような

片手にのるだけの小さな幸せ

進むべき道は交差点ばかり

ふと立ち止まって深呼吸

同じ道を行ったり来たり

暮らしの全てがのんびりゆっくり先を急がず 

日高暮らし三年目の春です
2017-02-08 23:47 in | Comments (4) #

2017年2月5日 (Sun)

バターロール



本日の教室

バターロール  シナモンロール  全粒ヨーグルトぱん

皆さんそれぞれにご自分のぱん生地を前に大奮闘

成型もおひとりおひとりの個性があって何ともユニークな焼き上がり

本日のランチメニュー
全粒丸ぱん
ポテトとモッツアレラチーズのグラタン
いろいろお豆のスープ
デザートは甘酒と豆乳の寒天よせ
フルーツ紅茶

バターロール作りが初めての生徒さん作画像

力が入りすぎて形もさまざまですが初挑戦なのに

ふっくらつやつや美味しそうに焼き上がりました

仕上げ発酵が120分と長いのでその間楽しいおしゃべり時間

90%は美味しいものやお取り寄せ話

本日もご馳走様でした
2017-02-05 23:52 in | Comments (4) #

2017年2月1日 (Wed)

お掃除ロボ君



前々から気になっていたお掃除ロボット君

価格も機種も多種多様で一つに絞るのが一仕事

使っている皆さんにお聞きしたりパンレットを取り寄せてみたり

それでもまだ決断には至らなく

4週に一度モップの交換に来てくれているダスキンさんのところで

2週間のお試しできると知って取りあえずお借りしたロボ君

丸い型は最初から候補には挙がっていなかったのでこれ幸い

まずは使ってみなければとさっそく仕事場のお掃除開始

一時間かけてあちらこちらくまなく移動して充電器に戻ってくれる賢い子

本体はPanasonic製 稼働中は結構音がするものの

深夜でなければさほど気にならない程度の稼働音

楽をしたいがためばかりではないけれど

やっぱりロボ君いてくれたら仕事に集中できる気が。。。。します
2017-02-01 20:43 in | Comments (4) #

2017年1月30日 (Mon)

レーズンぱん



本日のレッスンはレーズンぱんと紅茶ぱん

三日前から下処理をしラム酒に漬け込んだレーズンを

粉に対して50%を捏ねあがった生地に少しづづたたみこむ手作業

粉とレーズンを一緒に機械で捏ねてしまえば作り手としてはラクチンですが

レーズンが潰れて見た目も味も悪くなるのでここはしっかりと手抜きは禁物

28℃をキープしつつ12時間から13時間ゆっくりゆっくり一回目の発酵

ここまでがお教室の皆さんがいらっしゃるまでにしておくわたしの仕事

その後生徒さんに生地をバトン

発酵済み生地のレーズンを出来るだけ潰さないように分割

食ぱんの型に入れて33℃の発酵器で二回目の発酵150分

型すれすれまで生地が発酵したら表面に刷毛で卵をぬり

180℃のオーブンに入れ焼き具合を見ながら25〜30分焼成

ここまでの所要時間16時間 レーズンたっぷりのリッチぱんの完成です

また別の生徒さんは水の代わりにオーガニックアールグレー煮出し液と

生地に茶葉を加えて捏ねて発酵したちょっぴり大人味の食ぱんつくり

どちらもたっぷり時間はかかりますが作り甲斐のあるぱんに仕上がります

生地の発酵待ちの間に前もって焼いておいたバケットでランチタイム

話がはずんであちらこちら脱線しながらも発酵中の生地を忘れないように

タイマーを 90分 120分 あとは10分刻みで三個 

五個のタイマーがスタンバイ

焼きあがったほかほかぱんを前にみなさん写真撮影タイム

今日もごちそうさまの一日でした
2017-01-30 00:12 in | Comments (4) #

2017年1月25日 (Wed)

小さなエコライフ



便利だけれど何となく心が動かないこと

面倒だけど達成感が楽しみなこと

自分の心の境界線を行きつ戻りつ

毎日ちいさなことをひとつひとつ選びながら暮らして

ときどき立ち止まって間違ったと思う選択肢を修正

何気なく手にしてるペットボトルや再生不可能なプラスチック製品

使い捨ては便利だけれど心がとがめてちょっぴり悲しい

お出掛けのお供はエコバックとマイボトル

その分麻のトートバックは膨れるけれど

てくてく歩くには邪魔になる重さでもなく

道端でひと休みも何となく嬉しくなる

風が冷たいけれど暖かい陽だまりを探して歩く

見知らぬ人との声かけ挨拶もぬくぬく温かい

本日は心と頭の定休日です
2017-01-25 15:12 in | Comments (4) #

2017年1月22日 (Sun)

圧力鍋



玄米を炊いたりお豆を仕込んだり

長年活躍してくれていた 2.5リットル WMFの圧力鍋

このたび三人のお婿さんとのお見合いでそのうちのどなたかに嫁ぐことに

これからは重くて大きな圧力鍋は少々重荷と一大決心の末

かわりにやってきた 二人用のミニ電気圧力鍋

三合炊飯器ほどの大きさで見た目の風貌に一抹の不安

それでもせっかくのご縁 説明書片手にお豆調理スタート

ランプは点くもののうんともすんとも音もなく静か

それでも圧力ピンは少しずつ上昇

10分後には終了ランプ点灯 圧力が下がるまで待つこと20分

ほっかほっかのお豆さんとご対面

メニューボタンを押すだけで 圧力調理音なし 火力調節なし

圧力鍋 スロークッカー 兼用 の一見頼りなさそうでいながら

きちんと仕事をしてくれる優れもの

少しづづ今の暮らしにちょうどいい小さなものとお取替え

暮らしも気力も体力もその時々に見直すことも大切

暫くはこの圧力鍋と仲良し暮らしが続きそうです
2017-01-22 23:44 in | Comments (4) #

2017年1月18日 (Wed)

室温4℃


ぱんを作る日の朝

朝6時 一階の居間の室温 4℃

昨夜仕込んだぱん生地が入っている恒温器の温度が適温かを確認

ガスクリーンヒーターの設定温度を20℃に設定し

部屋が温まるまであちらこちらを動きながら身体のウォーミングアップ

本日の朝食はカンパーニュ

通りに面した南向きの窓から入ってくる

朝の陽射しを受けながら朝食タイム

車の屋根の薄氷が徐々に溶け始めるころ

近くの小学校 中学校の登校時間

足早に急ぐ子供 ゆっくり楽しそうにおしゃべりしながら歩く子供

無邪気な子供たちの顔を見ながら過ごす時間も毎朝の楽しみ

そうこうしているうちにぱん生地発酵のピーク時間

ゆっくりゆっくり長閑な日高時間の始まりです
2017-01-18 20:42 in | Comments (4) #

2017年1月15日 (Sun)

本日のレッスン



お正月気分もすっかり抜けた本日のレッスン

メロンパン  シナモンロール  ピザロール

ちょっぴり上級クラスのぱん作り

皆さん手と口を一生懸命に動かしたり首を傾げたり

時々脱線もあったりの賑やかなレッスン

メロンパンに使うクッキー生地にはアーモンドプードルが入っているので

しっとり香ばしく時間がたつにつれてさっくりと

美味しそうに焼きあがりました

本日のランチメニューは

試食のピザロール

豆乳クラムチャウダー、フルーツの生ハム巻、マスカルポーネのムース

スープのお替り ベルガモットオレンジティーもたっぷりと

沢山の笑顔をいただけた時間でした
2017-01-15 23:18 in | Comments (6) #

2017年1月11日 (Wed)

小さなルール



本日は一カ月に一度のキッチン点検日

油断をするとついつい増えてしまうキッチン用品&調味料やストック

狭いキッチンを効率よく使用するために自分に課した小さな決め事

使い勝手が悪ければその都度入れ替えしながら不用品を探す

普段使いのお鍋はビタクラフトの16cm重ね鍋

14㎝ 16cm 18㎝ ボウルとザル  18㎝の圧力鍋

18㎝の蒸篭 20㎝の中華鍋 22㎝の浅鍋 電気フライヤー

保温調理用のシャトルシェフ 取っ手の取れるミニグリルパン  

調理台の下から総てワンアクションで取り出せる位置に


炊飯やお豆用の鋳物鍋は重いので屈まなくても取れる電磁調理器前に

お教室用も含めてこれが我が家のお鍋全部 

仕事がらみとはいえ随分多い鍋類をせっせと磨いて元の位置に

一日仕事が終わりました
2017-01-11 15:55 in | Comments (6) #

2017年1月8日 (Sun)

ウィンナーぱん



我が家から車で15分程の所にある「サイボクハム」

徹底した食品管理のもとに飼育されている極上豚 スーパーゴールデンポーク

そのゴールデンポークを使って作られているウィンナーで作るウィンナーぱん

日高に来て初めて豚肉の甘さ、肉質の美味しさに開眼

姪たちのリクエストに時々作るごちそうぱん

蒸籠で蒸してほかほかをいただくとウィンナーの旨味と

ぱん生地が微妙なハーモニーを奏でてくれる

たわいもないおしゃべりと姪の子供たちの大歓声に

少々お疲れモードの日曜日


ぱん教室の生徒さんがお土産にと買ってきてくださった本日のおやつ

ほっこり日本茶でいただくお楽しみ時間です
2017-01-08 18:54 in | Comments (4) #

2017年1月5日 (Thu)

まるぱん



今年最初のぱんはまんまるぱん

簡単なようでなかなかまんまるになってくれないかなり手ごわい相手

どれだけ早くきれいに丸められるか自分試しのテーブルロール

新年そうそうぱん生地に挑戦状

今年のぱん作り始動です


「新潟は雪がちらつきとても寒いです 
暖かい日高でお会いできるのを楽しみにしております」

新潟の生徒さんからいだいた大好きな求肥菓子のお年始

新潟の天気予報を気にしつつも暖かな日高で

雪かきで大変だった新潟の冬を思い出し

海からの冷たい風と鉛色の空

心まで冷えてしまいそうな日もあったけれど

新鮮な野菜 魚 お米 総てにおいて美味しいが沢山

それに比べて日高は暖かな陽射しと穏やかな空気

ゆっくりゆっくりの長閑な暮らしだけれど

素敵な雑貨屋さんもデパートも大きな本屋さんも新鮮なお魚もない

退路をたって覚悟の転居

いいことばかりもないけれど悪いこともない暮らし

穏やかに暮らせることが何より幸せ

いただいたお菓子で涙腺が緩む日高時間です
2017-01-05 00:25 in | Comments (4) #

2017年1月1日 (Sun)

謹賀新年



明けましておめでとうございます

2017.1.1  雪のない三度目の温かなお正月を迎えました

今年もゆっくりゆっくり暮らしの楽しいを探す旅の始まり

一日 一日 穏やかな気持ちでぱん作りが出来ますようにと願った元日です


暮れの31日 新潟の生徒さんから美味しい「福」が届きました

今年は新潟のお餅で新年を迎えるのは無理とあきらめていましたから

ほっこりぬくぬく お心遣いありがとうございました

何処にいても故郷の味は忘れられない懐かしい味

さっそく鴨雑煮にしていただきました

元旦の夜はぱん仕込み

一年を楽しく暮らせますようにと酵母さんのご機嫌伺い

優しいぱんの作り手を目指して新しい年の始まりの日

幸せなぱんが焼けますように
2017-01-01 15:41 in | Comments (9) #